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知ることと人間性の関係について Part 32

2、非常に知性が高い人が、大きな権限のある役職に就く場合には、外部に監査機関を設けたり、あえて二つ、三つ、四つと似たような役職を設けて、お互いに競わせたり、監視させるような社会の仕組みにしていることが多い

 二つめは、これも先ほどの話と多少重複しているところがあるのですが、特に非常に知性の高い人が、大きな権限のある役職に就く場合、その人が本当に信頼できるような素晴らしい人間性の人物であればよいのですが、ただ長い年月の間には、いろいろと状況が変わってしまうことも多いので、要するにそうした人が、下の立場の人々や外部の人々には、全くよくわからないような形で不正を働いたり、様々な陰謀を巡らすようなことをされてしまうと、もうどうにもならなくなってしまうようなところがあるわけです。

 それゆえ、そうした事態が起こらないように私達の社会では、いったい、どのような対策をとっているのか、というと、先ほども述べたような形で、外部に様々な監査や検査のための機関を設けて、定期的にチェックが入るようにしたり、また、そうした大きな権限を持つ役職には、わざと二つ、三つ、四つとほぼ同じような権限を持つ役職を設けて、お互いに競わせたり、監視させたりするようにして、そうした不正や陰謀が、そう簡単には、なかなか行えないような社会の仕組みにすることが、非常に多くなってきたということです。

 

 続く・・・

 

 追伸

 前回の文章に、次の文章を追加しました。

※特に二つ以上の大きな政党が、代わる代わる、政権を運営するような政治体制になっているような国では、まるで現在の政権の成果のようにもてはやされているが、よく調べてみると、本当は、現在は野党になっている過去の政権の政治的な成果で、現在の政権は、過去に散々反対していた政策だったとか、また逆に、まるで現在の政権の間違いや失敗のように責められているが、よく調べてみると、本当は、現在は野党になっている過去の政権の間違いや失敗が大きな原因になっていたのに、なぜか、そうした過去の政権だった野党が、まるで現在の政権の間違いや失敗であったかのように責め立てているような、かなり不思議な状況になることがあるようです。ですので、こうしたそれぞれの時代時代の政治家や政党の評価は、なるべく冷静に、しっかりと順序立てて、因果関係を明らかにしてゆくことが、とても大切なのではないか、と思われます。

Cecye(セスィエ)

2020年10月26日 9:03 PM, 宗教、道徳 / 成功論、繁栄論 / 政治 / 知恵、正しさ / 社会、文化



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