最近は、時々、北朝鮮のミサイル開発や核実験が、世間を騒がすことが多いようなので、今回から何回かに渡って、21世紀初頭の核兵器の問題について、少しだけ述べてみたいと思います。
現在の北朝鮮を取り囲む国際情勢について
まず簡単に結論だけ言ってしまうと、アメリカと軍事同盟を結んで、アメリカの核の傘に入っている日本が核武装しなくても大丈夫なように、現在の北朝鮮も、ロシアや中国と軍事同盟を結んで、ロシアや中国の核の傘に入っていれば、特に核武装する必要はないようなところがあります。
ところが、現在の北朝鮮は、特に冷戦後、当時のロシアや中国との間の軍事同盟が多少不安定になったようなところがあったので、それが直接の原因で、自国の安全保障のために、アメリカや韓国が、北朝鮮を軍事的に脅かすことがないように、非常に強力な核兵器を持ちたいというような軍事的な立場になったのではないか、と思われます。
ところが、これまでの国際的な政治の経緯があるので、現在のところ、アメリカや日本や韓国などの世界の大多数の国々は、北朝鮮に強力な核兵器や、長距離弾道ミサイルの開発を中止するように、再三求めているにも関わらず、北朝鮮の立場としては、自国の安全保障のために相変わらず、「今は、こんなに射程の長い高性能のミサイルがあるぞ」とか、「もうすでに非常に強力な原爆や水爆を持っているぞ」などというように、自国の現在の軍事的な強さを誇示しなくてはならないような、少し不思議な国際情勢になってしまっているようなのです。
※北朝鮮の人々が、アメリカの核攻撃を恐れる様子と、アメリカの一部の人々が、北朝鮮の核攻撃を恐れる様子が少し異常に感じられたので、霊的に調べてみたのですが、どうも霊的、異次元的には、海や陸や空の彼方に、恐ろしい魔物のいる悪魔の国のような所があって、そこから羽の生えた、火を吐く大きなドラゴンのような魔物が、自分達のいる国を滅ぼしにやってくるというような、聖書の黙示録に書かれているような「世界の終わり」的な幻影のために、一部の国々や人々の間では、核兵器や長距離弾道ミサイルなどの軍事攻撃に対する、かなり過剰な恐怖心や対抗意識が生じているようなところがあったようです。ですので、他の国々や人々の間でも、こうした感覚や状況と、ほぼ似たり寄ったりの感覚や状況になることがあったようです(参考1、参考2、参考3)。
※あと現在、霊的、異次元的には、元々同じ、あるいは、非常によく似た国や集団や個人が二つの派に別れて、お互いに敵視したり、対立しやすい状況になっています。ですから、こうした霊的、異次元的な状況も、現在の物質世界の状況にかなり強く影響を与えているのではないか、と思われます。
Cecye(セスィエ)