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物質世界の現実の体験と、そうでないものを、きっちり見分けることの大切さについて Part 2

①物質世界の現実の体験である場合には、ごくごく日常的な普通の生活感があるものである

 そうした際に私が、とても大切に考えていることがあるのですが、それは現在の人生であっても、また過去や未来の人生であっても、この物質世界の実際の体験である場合には、あまりフワフワと浮ついたり、すごく慌てふためいたりするような感じにはならずに、わりと普通の現実的な生活感のようなものが感じられることが多いということです。

 ですから、この物質世界の現実の体験なのか、それとも霊界や異次元世界や、また単なる想像や妄想上の世界の体験なのかどうか、しっかり見分ける際には、ぜひ、そうした形で、この世的な、わりと普通の生活感のようなものがあるかどうか、ということを、少し冷静になって考えてみていただきたいと思います。

 具体的に、この世的な現実の生活感というのは、映画やアニメを見てる時の感覚とはかなり違って、「ああ、夏になると、大きなセミの声が聞こえて、外に出ると暑いな~」とか、「今日も仕事を頑張らなくちゃ」とか、「ああ、天気がいいと気持ちいいや」とか、「ああ、ご飯やジュースがおいしかった」とか、「ああ、◯◯ちゃん、元気!」などというような感じで、普通に生活して会話している感覚や、また、すごく大好きな人や生き物への愛着の気持ちや、それから、すごく日常的な暑かったり、寒かったりするような感覚や、いつも着ている服の感触や、自分が住んでいる家や近所や、いつも通ってる学校や仕事場などのなじみ深い感覚や、いつも使ってるスマホや手帳やカバンの感触といった感じで、要するに、あまり浮ついた感じがなく、結構現実的で、すごく身近な日常的な感覚がするものなのです。

 これは未来世界を描いたSF映画と、現実の未来世界の違いを考えてみるとわかりやすいかもしれないのですが、たいていの場合、よくあるSF映画の印象とはかなり違って、本当の未来の出来事というのは、そんなに浮ついた感じのものではなくて、結構、普通のリアルな生活感のようなものがあるものです。

 例としては、昔、考えられていた21世紀の未来のイメージと、現在、みなさんが生きている21世紀の時代の感覚を比べると、わかりやすいと思うのですが、昔のSF映画では、21世紀になると、ものすごい時代が来るみたいに言われていたけど、実際に21世紀の時代に生きていると、確かに昔の人から見れば、ものすごい発想や技術に囲まれるような豊かな生活をしているはずなのですが、ただ、多くの人々の現実の感覚としては、みんな「普通の生活をしている」というような感覚しか持っていないものなのです。

 ですから、もし自分が、霊的なビジョンや記憶のようなものを感じて、とても浮ついたり、感傷的な気分になったとしても、もう一度、できるだけ冷静にそうした霊的なビジョンや記憶のようなものを調べ直してみた際に、普通の日常的な生活感のようなものがあまり感じられないのであれば、それは過去の時代であっても、同時代であっても、また未来の時代であっても、この物質世界の体験ではなくて、霊界や異次元世界の体験か、あるいは、単なる想像や妄想上の体験であると、わりと単純に判断できるくらいの冷静さや理性は、非常に大事になってくるのではないか、と思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2016年12月13日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 予知、予言、未来予測 / 宗教、道徳 / 現在のアセンションの状況 / 知恵、正しさ



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