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コラム 選挙では、できるだけ、何らかのグループに属するような形で投票した方が、より良い市民政治を実現しやすいようなところがある Part 1

 時々、選挙の頃になると、「自分は政治のことがよくわからないので、どこに投票すればいいのか、全然、よくわからない」、とか、「個人で一票ぐらい投票しても、政治なんて変わるはずない」、とか、「全然、投票に意義が感じられない」、というような話を聞くことがあるので、今回は、そうした政治のことをあまりよく知らないような人が、最も簡単に効果的に、選挙によって、政治に関わるための方法について、手短かに述べてみたいと思います。

 一つめは、これは単純で、誰か自分が尊敬する人物がいる場合には、その人の知性や人格や判断力を、ある程度、信頼して、その人が投票する候補者や政党に自分も投票する、というような方法が考えられます。

 二つめは、これも似たような方法になるのですが、前にも少し述べましたが、「自分は、選挙で投票しない」、とか、「どこの党や候補者も支持しない」、というような人々が、あちこちにバラバラとした形でいる場合には、そうした人々の声は、どうしても政治の世界に、なかなか反映しづらい、というか、いつの間にか、後手後手の対応になりやすい、というような現代民主制度の問題点があるので、もし自分が属している企業や団体や、あるいは、市民や趣味のグループなどがあって、そうした会社や団体やグループなどで強く推している政党や候補者がある場合には、そうした政党や候補者に投票すれば、かなりの確率で、国や地域全体の利益だけでなく、自分や自分が関係する人々の利益や考えが、ある程度、反映された政治が実現できる可能性がとても高くなる、ということが言えます。

 それというのは、政治家や政党の側からすると、あちこちに何を考えているのか、よくわからないような人々が、バラバラとたくさんいるような状況よりも、政治家や政党への要求や希望が、はっきりした人々が、ある程度の数、まとまった形で応援についていてくれているような状況の方が、そうした人々の要求を、より政治の世界で簡単に実現しやすくなるようなメリットがあるからです。

 三つめは、これは前にも述べましたが、とにかく、選挙の際には、少し冷静になって、現在、その政治家や政党が一生懸命言っていることよりも、これまで、その政治家や政党が発言していたことを、どれだけ実際に実現したか、また行動に表したか、ということに注意することが、とても大切になります(つまり、行動力や実績の点から、政治家や政党への評価をしなくてはならない、ということです)。

 ですから、もし、かつて自分が選んだ政治家や政党が、それまでに選挙時の公約を全然守ろうとしなかったのであれば、単純に言って、前回の自分の一票は全く無駄だったと判断されるので、そうした政治家や政党への投票は避けるべきですし、その反対に、前に自分が選んだ政治家や政党が、選挙時の公約を、結果はどうあれ、しっかり守り通そうとした場合には、前回の自分の一票はしっかり意味があったことになるので、今回も、そうした政治家や政党に投票すればよい、ということになります。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2014年12月13日 9:03 PM, おすすめ記事 / コラム / 政治



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