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霊と肉体の意識活動について Part 5

 さて、そうすると特に地上の世界で不思議に感じられるのは、例えば一粒の米や小麦を上手に育てることによって、それが百粒、千粒、一万粒とどんどん増えていった際にそうした米や小麦の霊のような存在がある場合には、いったいどのように変化してゆくのかということなのではないかと思われるのですが、実は、これは霊的に見るとわりと単純で地上の世界の遺伝子の概念に非常に近いのですが、要するに一粒一粒の米や小麦の遺伝子が同じであれば、そこからいくらたくさん増えていったとしても、遺伝子レベルではほぼ全く同じ存在であるというような見方が成り立つのとほぼ同じように、霊的には増えもしなければ減りもしない、つまりほぼ同じような米や小麦の霊的なスピリットのようなものがどんどん増えたり減ったりしているように見えるようなところがあるということなのです。

 それでは、人間のような、わりと高等な生き物はどうなのかというと、これはみなさんが感じているのとほぼ同じような結論、つまり、たとえ人間なら人間、猿なら猿というように同じ種類の生き物であったとしても、ある程度たくさんの生まれ変わりを経験して、その魂固有の独自の個性のようなものを獲得している場合には、ある人はある人の個性、また別のある生き物は別のある生き物の個性というように同じ人間や生物の種類であっても、それぞれの人や生き物によって全く違った性格や能力の人間や生き物として生まれ変わってゆくようなところがあるのです。

 ですから、こうした点から考えてみると米や小麦のような生き物の場合には、霊的に見た場合、それぞれの米や小麦にはそれほど大きな霊的な違いは見当たらないということになるけれども、それが人間のようなある程度高度に発達した生き物になってくると、たとえ同じ人間であったとしても、霊的に見た場合には、それぞれの人固有の独自の個性を持った生き物として活動しているようなところがあるということが言えるようです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2015年10月13日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 自然、生命



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