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霊的な宇宙法則について Part 2

2、カルマの法則について

 第二には、これはスピリチュアルな世界では、かなり有名な法則になりますが、この宇宙では、それぞれの人々や生物達の都合にはあまり関係なく、かなり厳密に守られ続けている宇宙の法則のようなものがあって、それが仏教やインド系の宗教でお馴染みの「カルマの法則」と呼ばれる霊的な法則になります。

 前にもカルマの法則については、多少述べたことがあるのですが、要するに地上の世界に人間や、その他の生物として生まれてきた際に、他の人や生き物に対して、深い苦しみや悲しみを与えると、たとえ、その人生では、特に何の反動も災いもなく過ごせたとしても、次の人生では、そうした他の人々や生き物に与えた苦しみや悲しみを、何らかの形で償わなくてはならないような状況に置かれるとか、どこかの人生で、何らかの学びや才能開発のようなことをすると、たとえ、その人生では、そうした学びや特技が生かされなかったとしても、その人の魂自身には、その時の学びや技術や経験はしっかりと蓄積されていて、やがて、その後の人生のどこかで、そうした学びや才能が生かされる機会が訪れることがあるとか、どこかの人生で出会って仲が良くなり、深く愛し合うようになった人とは、そうした縁の結びつきにより、やがてまた、どこかの人生で再び巡り会ったり、再び深く愛し合うような関係になることがあるというような霊的な法則になります。

 先ほども述べたように、こうしたカルマの法則というのは、仏教やインド系の宗教では、かなり重要視されているにも関わらず、キリスト教やイスラム教では、そうした生まれ変わりの話があまり残っていないために、はっきり言うと、かなり怪しいように思われるかもしれないのですが、霊的に見た場合には、基本的にこうした「カルマの法則」というのは、長い輪廻転生を貫く宇宙的な法則の一つであるということが言えるようです。

※今日では、多少は知られているようですが、初期のキリスト教には、こうした人間の生まれ変わりの話やカルマの話は、しっかり入っていたようなのですが、為政者の都合で、途中で聖書から失われた経緯があるようです。イスラム教では、当時の地球の霊的な状況を考慮して、要するに個人として良い行いをすれば、因果関係的には問題ないことになるので、あまり生まれ変わりやカルマの話を全面に押し出さずに、当時の社会状況として、個人としても、また社会全体としても、最もより良い調和や繁栄がもたらされ、霊的にも、より良い結果が生じることを目指すような教えの形態になっていったように思われます。

※五次元以上の世界では、多くの人々や生き物達が、全体的にもっと霊的な感覚で生きていることが多いので、自分が何かして、相手に悪い影響があると、もう反射的に、すぐに何か埋め合わせをしないといけないように感じたり、あるいは、自分がやったことで、相手が非常に大きな悦びを感じている時には、自分も同じように大きな悦びを感じていることが非常に多いのです。当然、こうした状況では、あまり大きなカルマが残るような状況というのは極めて少ないのですが、それが地上の世界では、人間や生き物の間の、こうした感覚が極めて分かりづらくなるために、そうしたカルマの問題が大きくなってゆくことが多かったようです。

※ですから霊的なカルマの法則というのは、実際にあるのですが、ただ一部の宗教では、現在でも、あまりにもカルマの話で多くの人々を恐怖に陥れて混乱させては、誤った支配の原理に用いることも非常に多かったようなので、前には、要は悪い行為をせずに、良い行為を心掛けてゆけばよいのだから、霊的には結構、重大な問題になることも多いカルマの話であっても、もう少し気軽に考えてもよいのではないか、というような話を書いています(参考1参考2参考3参考4参考5)。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2014年6月7日 5:02 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 仏教 / 宗教、道徳



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