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霊的に見た地球の人口増加と生まれ変わりの状況について Part 1

 現在の地球の人口は、だいたい、72億人ぐらいの人口なのですが、特にここ100年ぐらいの間に、人類の人口はかなり急激に増えたので、今回から、霊的に見た地球の人口増加と人間の生まれ変わりの状況について、述べてみたいと思います。

 

1、長い歴史の中での人類の潜在願望の中には、華やかで豊かな都市生活への願望が非常に強かったために、近代に入ると、世界中で人口の増加と都市の発達が起きていった

 まず第一には、これはあまり考えたことがないと思うのですが、これまでの地球上の人類の歴史では、たいてい、ほんの小さな限られた面積の場所に、たくさんの人々が密集して生活している大都会には、ものすごい富や物資の集積が行われているだけでなく、そこの人々は、わりと裕福かつ文化的にも華やかな生活を送っていることが多かったのに対して、その国の大部分を占める農村では、あちこちに人々がバラバラに分散するような形で、しかも、たいてい、かなり貧しく、それほど文化的でもない地味な生活を送っていることが多かったのです。

 ですから、こうした人類の長い長い歴史の中での人類の心の奥に集積した潜在願望というのは、いったい、どのようなものだったのか、というと、これは単純で、「一度でいいから、大勢、人々が密集して、住んでいる大都会で暮らしてみたい」、とか、「一度でいいから、王様や貴族のように、物質的に華やかで贅沢な生活がしてみたい」、とか、「農村や漁村での、わりと単調で地味なきつい仕事ではなく(昔は、特に大変だったので・・・)、武士や商人や職人のような、もう少し高度な知識や技能を使う仕事がしてみたい」、とか、「できれば、自分の生まれた小さな町や村だけでなく、あちこちの大都市や外国に行って、いろいろな体験がしてみたい」、とか、「一度でいいから、昔は、仕事が終わった後の暇な時間にしか出来なかった宗教的なことや、踊りや音楽やアートや趣味やスポーツやゲームや賭け事のようなことを、たくさん気が済むまでやってみたい」、というような潜在願望が、結構、溜まりに溜まっていたようなところがあったのです。

 その結果、その国や地域で近代化が進むと、そうした多くの人々の集団的な潜在願望が一気に実現するような形で、都市へのかなり急激な人口の集中や、それに伴う都市の巨大化が、あちこちで起きてくるようになったのです。

 ところが、そのような形で、多くの人々が、自分自身の体験として、そうした都市生活を体験してみると、そうした都市的な生活を心から気に入る人々と、そうではなく、やっぱり自分には、どうもそうした都市的な生活はあまり合わないらしい、ということに気がついた人々とで、だんだん分かれるようになってゆくようなのです。

 その結果、ある程度、近代化した国々では、大都市の発展も大切だが、地方のもう少し伸び伸びした感じの緩やかな生活も同じくらい大切なのではないか、ということで、再度、新たな意味での地方の再生がなされるようになってゆくような歴史の過程を経てゆくようです。

 少し前の時代だと、ヨーロッパやアメリカが、特にそうした時期に当たっていたのでしょうが、現代の辺りの日本は、だんだん、そうした時期に差しかかるようになってきていて、やがて、もう少し未来になると、そうした日本に続き、世界中の近代化した国々も、次々とそうした歴史を体験するようになってゆくのではないか、と思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2014年1月22日 9:03 PM, おすすめ記事 / スピリチュアリズム、霊界 / 社会、文化



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