④人口が急増加して、地上の世界があまりに大混乱してしまうと、その影響によって、霊界も大混乱してしまうことが多かった
第四には、これはあまり言いたくないのですが、実は、霊的に見た場合には、その国や地域で、あまりにも人口が急増加して、治安が悪くなったり、飢餓や貧困が増えた場合には、いろいろな意味で、かえって悪影響が広がることが、とても多いのです。
その理由は単純なのですが、要するに、先ほども述べたように、その国や地域であまりにも人口が増え過ぎてしまうと、結果として、一人一人の人間の扱いが粗雑になって、愛情や教育の不足から、その後の人生において、いろいろな意味で、人格的、素行的に問題を起こやすくなったり、まともな職につけなかったり、結婚したくてもできなかったり、また、できても離婚や家族の問題で人生が大混乱したりして、結構、散々な人生を送るような状況になることが多いからなのです。
その結果、たいてい、その当人の感覚としては、人間として生きている間から、「もう、こんな人生、早く終わらないかな」、とか、「できれば、サッサと早く死ねないのかな」、というような、わりと人生を行き急ぐような刹那(せつな)的な発想になりがちな上に、それでは、そうした人々が、死後、わりと安らかな霊界でくつろげるのか、というと、たいていの場合、その人生で自分として、いろいろ納得が行かなかったことや後悔していることに関して、もうすぐにでも地上の世界に生まれ変わって、何らかの埋め合わせや再チャレンジをしたい、というような衝動に駆られることが多いようなのです。
ですから、このような形で、人口が急増して、地上の世界があまりにも大混乱しているような状況が長く続いていると、その影響で、地上の世界に近い霊界の方も、だんだん一緒に大混乱してゆくことが、これまでの時代には非常に多かったのです。
Cecye(セスィエ)
2014年2月7日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界