6、昔の時代と違って、現代の政治家は、一般市民に対して、かなり開放系の感覚を持っていることが多いので、特に人口の多い都市部の人々はバラバラの個人主義に走らずに、小さくてもよいから、それぞれ何らかの政治的な影響力を行使できるような小グループに属するようになれば、それだけでも現在の政治状況は、かなり大幅に改善される可能性がある
第六には、そうすると今度は、それほど政治に興味があるわけでもないような普通の人々は、いったいどのような形で政治家や政党に関わってゆけばよいのか、ということについて考えてみたいと思うのですが、要約すると次のような三つのことが言えます。
①昔の時代と違って、現代の多くの政治家は、普通の人々に対して、かなり開放系の感覚を持っていて、何か市民の役に立つことがあれば、結構気さくにいろいろ話を聞いてくれたり、臨機応変に働いてくれることも多いようなので、そろそろ日本人も、政治家にもっと親近感を持って接しても、いい頃なのかもしれない
まず第一には、これは学校で長く教育を受けると、なかなかやりづらくなってしまうことなのですが、たいてい普通の人々にとって、政治家というと、日本だと「『先生』、『先生』と呼ばれているし、何となく学校の先生みたいな感じで、いつも訳の分からない難しいことを言っていて、しゃべりづらく、付き合いづらい人達なのかな・・・」などと思ってしまいがちなのですが、ところが、そうした普通の人々の思い込みに反して、実際の政治家の人々の感覚というのは、結構外部の人々に対して開放系になっていて、「Aさんから、こんな要望が来たようだが、それには、あの人のつてを使えば、何とかなるかもしれないから、誰かに頼んで早く解決してあげたいな・・・」とか、「後援団体のBさんから、こんな連絡が来たようだが、その件なら、今、議会で審議中だから、みんなの前で一緒に話したら説得力が増すな・・・」とか、「病気でお困りのCさんから、こんな苦情が寄せられたが、それなら自分の方から一言苦情を入れておけば、少しは改善されるかな」とか、「いつも見かけるDさんの娘さんが困っているらしいが、それなら、もっと早く言ってもらえば、いろいろ出来たかもしれないのに・・・」などというように、これはその政治家の人柄や立場にもよるのですが、意外と気さくで面倒見が良く、自分を頼りにして、いろいろ相談に来たり、真剣に政治的な要望を言ってくる人々の声には(たとえ秘書しか対応できなかったとしても)、結構真剣に取り合って、話を聞いてくれるケースも多かったりするものなのです。
ですから政治家が、「『先生』、『先生』と呼ばれているから、何となく付き合いにくい、堅苦しい、おじさん、おばさんばかりなのかな・・・」と思っているのであれば、現代の政治家は昔と違って、そんなに「偉い」、「偉い」と威張っているような人はほとんどいないので、私は、たとえ、いっけん、とっつきにくそうな政治家のような人々であったとしても、もし自分が困ったことや仕事や生活上の要望があって、それがよく考えてみると、政治家に相談した方が解決が早いのではないか、と思われるような内容についてはあまり遠慮せずに、もっと気軽に政治家の人々に連絡をして、いろいろ相談してみたり、話を聞いてもらうような行動をしてみてもよいのではないか、というように感じております。
※昔も現代もそうですが、結構、理想家肌で、本当に世の中を良くしたいと思って、政治家を志した人もたくさんいるので、政治家は、こうと決めつけずに、もっと気軽に(もちろん彼らの仕事や生活上の都合は尊重すべきですが)、彼らの話を聞いてみたり、連絡をとってみたり、話しかけてみてもよいのではないか、ということです。
※それから世間には、政治家に相談して良いものと、そうではないものがあるということと、それから当然のことですが、賄賂(わいろ)や汚職につながるようなことは、絶対に避けなくてはならないということです。
Cecye(セスィエ)
2012年12月7日 9:10 PM, 政治