少し前に書いていた話の続きです。
12、巷には、成功論や運気を上げる方法を書いた本が、たくさん置いてあるのですが、こうした景気の良い話を聞いたり、何かそれなりの良い方法を実践しても全く何の変化もないことがあるので、その場合の対策を書きます。
①行動なくして、変化なし
いくら、いろいろな縁起をかつぐようなことをたくさんしたとしても、それは、それ以前に、それなりの何らかの偶然の引きを呼び込むような種をまいておいた場合にのみ、そうした何らかの幸運の話が舞い込んでくることになる、ということを説明しているに過ぎないので、それゆえ、自分の仕事や生活に何らかの変化が欲しいなら、まずは、とにもかくにも何らかの行動をしてみない限り、原則、何の変化もない、ということは、よくよく肝に銘じて、自分の運勢を上げたければ、やはり、それなりの行動を積み重ねてゆく必要があります。
②あまり、うますぎる話には、深くのめり込まない方が賢明である
これは、前にも少し書いたのですが、世の中には、いっけん、ものすごく景気の良い話や、うまい儲け話のようなものがあるものなのですが、こうしたものは、とかく人生の落とし穴のような話になっていることも多いので、それゆえ、そうした話は、それ相応に事前によく調べる、とか、あるいは、もし、そうした話に乗ったとしても、その後の経緯は、かなり用心深く注意するようにしてしないと、思わぬ失敗や挫折に巻き込まれることがあるので注意が必要です。
③人並み以上の成功を手に入れたければ、仕事にしても、学業にしても、他の人と同じことをしているだけでは、全然、話にならない
これは、世の中では、かなり誤解されているのではないか、と思われる内容になるのですが、たいてい、学校では、みんなと同じことをしていることが最善の得策であるように思われたことが、とても多かったのではないか、と思われるのですが、とにもかくにも社会に出たら、いつも人と同じことをしていればいいなんて考え方をしていると、人並みの出世どころか、途中でお荷物社員扱いされて、リストラの対象にされることすらあるので、注意が必要である、ということです。
つまり、何をするにしても人並み以上に成功しようと思ったら、いつも身の回りの人と同じことをしていればいいなんて、絶対に安易に考えずに、とにかく同じ内容の仕事であれば、周りの人より、できるだけ早く正確に、より良いものを仕上げられるようにする、とか、普通の人以上に本を読んだり、人と話したりして、勉強して、普通の人以上の知識や情報を持つようにしていないと、どんなに景気の良い開運話を読んでも、なかなか人並み以上の成功なんて、おぼつかないようなところがある、ということです。
④時折、自分が、本当に心の底から求めているものは、いったい何なのか、ということを冷静に考え直す必要がある
第四には、これも、たいてい、本人自身がよく理解できていないことが多いのではないか、と思われるような内容になるのですが、世の中には、いくら成功論みたいな本をむさぼるように読んでも、その人自身の心の底の本音において、そうした人並み外れた成功なんて、全く望んでいないような人が、結構いるものなのです。
ですから、そうした成功論みたいな本を読んでも、全然、自分の仕事や生活に変化のない人は、時折、自分の心の中の本音の声に耳を傾け直してみて、「自分は、本当は、心の底では、いったい、何を望んでいるのか」、ということを、あらためて、再確認する必要がある、ということです。
⑤もし自分が、本当に成功することを望んでいるのではなく、単に「成功者の話を聞くのが大好き」、というのであれば、もう一度、自分にとっての本当の楽しみや幸福について、考え直してみた方がよい
それから、これも、ちょっとあまり聞かない話になると思うのですが、世の中には、自分が、実際に成功することにはあまり興味がなくて、そうではなく、そうした成功論の文章やセミナーや、あるいは、そうした成功した人の話を聞くこと自体が、とても好き、というような人もいる、ということです。
ですから、自分が、本当に何らかの成功を手に入れたいと思っているのか、それとも、そうした成功に関する話自体が好きなのか、ということは、時々、原点を振り返るようによくよく確かめてみて、そして、よく考えてみると、「自分は、それほど熱烈に今の人生を変えようとしているわけではない」、という場合には、そうした成功者を目指すのではなく、もう一度、冷静に、「自分は、いったい、何を一番楽しみにし、幸福としているのか」、ということを再度、確認し直す必要がある、ということです。
続く・・・
追伸
明日は、お休みします。
Cecye(セスィエ)