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たいていの人は、霊界、あるいは、並行生において、現在の人生とは異なる別の性別の人生を送っていることが多いのだが、さらにその上の高次元宇宙では、そうした性別の観念自体が存在していない

5、たいていの人は、霊界、もしくは、並行生において、現在の性別とは異なる別の複数の人生を送っていることが多いのだが、さらにその上の高次元世界では、もう「男性」や「女性」という性別の観念自体が、非常に希薄になってくるようなところがある

 第五には、これは、少し変わった話になるのですが、実は、現在の地球には、普通の男性や女性としての人生を生きていながら、霊界、もしくは、別の並行生の人生において、現在の自分の性別とは正反対、あるいは、男性とも女性とも言いがたいような「第三の性」としての人生を送っている人が非常に多い、というよりも、実際には、ほぼ大部分を占めているというような非常に変わった事実がある、ということです。

 つまり、こうしたスピリチュアルな話では、よく霊界での生活や、あるいは、現在の人生とは違った過去生や未来生や、あるいは、並行生の人生がある、というような話が語られることが多いのですが、それぞれの魂の状態をよりトータルの目で見てみると、そうした霊界での生活や、あるいは、過去生や未来生や並行生での生活において、現在の自分の肉体的な性別とは全く正反対の性別、あるいは、男性とも女性ともいいがたいような「第三の性」としての人生を送っている人が、現在の地球には、本当に数多く存在している、ということなのです。

 その理由は単純で、前にも述べたように霊的に見た場合、本当は、「男性の魂」、とか、「女性の魂」なんて存在は全くなくて、そうではなく、たいていの人は、「男性的な個性にあまり偏りすぎないように、女性的な面を伸ばすことにも非常に注意を払っている」、とか、「女性的な個性にあまり偏りすぎないように、男性的な面を伸ばすことにも非常に注意を払っている」、などというように、実は、霊的に見た場合には、「あまりに男性的になりすぎた」、とか、「あまりに女性的になりすぎた」、というような魂というのは、「まだ魂的には、未成熟」、というか、「まだあまり魂的な統合や成長が今ひとつ」、というような認定がされてしまうことが多いのです。

 それゆえ、低次元宇宙では、そうした魂達であっても、それなりに活躍できる場があるのですが(別に「男性らしさ」や「女性らしさ」自体が悪いという意味ではありません)、高次元宇宙のそれなりに高い次元領域になってくると、そうした魂的に未成熟、というか、魂的な統合や成長が今ひとつである魂達というのは、あまり大手を振って、いろいろな魂達に指導したり、活動したりするのが、非常にやりづらいような高次元宇宙の実態がある、ということなのです。

 それというのは、これは、現実の世界の実態として、考え直してみれば、誰でもすぐに分かるような内容なのではないかと私は思うのですが、例えば、高次元宇宙において、いろいろな人々や生き物達の面倒を見たり、いろいろ細かな指導に当たろうとした場合、「私は、男性の気持ちは分かるが、女性の気持ちは、全然分からない」、とか、「私は、女性の気持ちは分かるのだが、男性のことは、さっぱり分からない」、というような状況であると、実際問題として、人類、あるいは、生物の半分は、男性、あるいは、女性であるために、常に半分の人間や生物の気持ちはよく分かるが、常に半分の人間や生物の気持ちは、全然分からない、というような状況になってしまうので、そうした人が、霊的な指導のようなことをやろうとしても、現実には、そんなこと全く出来るわけないようなところがあるのです。

 それゆえ、高次元宇宙のそこそこ高い次元領域になると、まるで当然のように男性のようにも、あるいは、女性のようにも感じられるような、きらびやかな光り輝く霊的存在達が数多く存在しているようになる、ということなのですが、たいてい、彼らに、「あなたは、男なのか、女なのか」、ということを尋ねてみると、「そう言えば、昔の二元性の時代には、男性や女性としての体験を数多くしたような気がするが、今のこの世界では、男性とか、女性という観念自体が、もう存在していない」、とか、「肉体的な違いはともかくとして、男性や女性という明確な分類自体が、霊的な認識としては、間違っているのではないか」、とか、「そんな男性や女性という性別に縛られること自体が不幸なのではないか」、というような返事が即座に返ってくるようなことになるので、はっきり言うと、高次元宇宙でも、そこそこ高度な世界になると、どうやら男性や女性という分類自体が存在していないらしい、というのが、霊的に見た場合の男性性や女性性に関する私の素朴な結論になってくるのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2011年12月3日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 人生観、世界観



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