こうした多くの人々の集中的なカルマの清算の結果、ここ数百年における地球の文明や文化においては、他の外宇宙では、まずは、めったに見られないような非常に変わった考え方や行為が、本当に山のごとく見られるようになった、ということが言えるのですが、実は、その代表的な現象の一つが、「戦争」と「革命」だったのであり、それというのも、この地球においては、とにもかくにも、多くの人々が、過去生において、何度も何度も、ほとんど一方的に受け身の形でもって、殺戮(さつりく)や拷問などの悲劇的な体験の被害者になったことが、非常に多かったことから、その裏返しとしての仕返しや報復行為に当たるような大量殺戮や大量破壊が、人類的な平和や融和の前には、どうしても、そうした多くの人々の集合的なカルマを清算するような形で、何度も何度も巻き起こるような事態になってしまいがちであった、ということなのです。
もちろん、神(創造主)が、もともと計画して、そうした大戦争や大混乱を、次々と巻き起こしたというわけでは、決してないのですが、地球人類の長い長い戦争と混乱の時代を完全に終結させて、その後の光り輝く新時代を創造してゆこうとすると、そうした過去と未来に渡る長い長い地球の時代波動の影響を受けて、特に20世紀の段階において、その後の地球の歴史の流れを完全に決定することになるような世界的な大戦争や大革命が、どうしても何度も何度も巻き起きるような結果になってしまった、ということであるのです。
このように、まだ、多くの人々によく理解されていないような歴史的な事実としては、実は、今後のアセンションの時代に向けて、よい意味でも、悪い意味でも、多くの人々が、集団として、あるいは、個人として、「どうしても、これだけは、やっておかないと、気が済まない」、とか、「一度でいいから、何度、生まれ変わっても、絶対にできなかったような、こういうことを、はっきりと表現したかった」、というような内容に関しては、ここ数百年ぐらいの地球の時間の間に、かなり凝縮されて、次々と、本当に現実化したり、あるいは、表現されたりしてきた、ということが言えるのですが、それというのも、特に、ここ数百年ぐらいの間の地球の時間というのは、一人一人の人間や、あるいは、さまざまな生物達が、過去の時代からの積もり積もった、自分の魂としての心残りや憤りを解消しようとしたり、あるいは、未来の時代から、「やっぱり、どうしても、これだけは、この時代に、やっておかないと、自分の魂としては、全く納得がいかない」、というようなチャレンジやミッションを行うために、地球ばかりでなく、他の広大な外宇宙からも、次々と、この地球での生まれ変わりを希望するような人達で、この地球の周りの霊域は、大変、ごった返した状況になっている、ということで、長い地球の歴史の中でも、宇宙的に見た場合、非常に有名な地球の代表的な時空間の区分の一つになっている、ということであったのです。
このように、地球の歴史的な区分の中でも、特に、今述べているような三つ目の歴史の転換点に当たるような、大体、18世紀以降の近代から現代にかけての時代というのは、地球ばかりでなく、他の外宇宙からも、次々と地球の輪廻の枠組みに加わるような人達で、霊的には、本当に、ごった返すような事態になっていた、ということが言えるのですが、前にも述べたように、この地球の常識や価値観というのは、宇宙的に見ると、本当に全くめちゃくちゃ、と言ってもよいほど、全く異なったものであるために、そうした、初めて、この時代の地球の生まれ変わりの輪廻に加わったような人々や生物達というのは、とてもではないが、自分が、もともと生まれる前に予定していたようなミッションというものを、ほとんど全く果たすことができなくなるようなことが非常に多かったので、その結果、素早く、けりをつけて、この地球系の危険な輪廻の枠組みから脱出してゆく魂達と、そうではなく、勇敢(無謀?)にも、それ以前の地球の時代に、何度も何度も生まれ変わることを志願して(こうなると、地球では、たいてい、途中で、必ず自分の魂の本質というものが分からなくなって、一度は、仏教で言うような「迷いの輪廻」の過程に入ることが多いのですが)、それから、数百から数千転生を経て、地上の世界で、さまざまな職業や人生を経験した後、再び、この20世紀から21世紀の時代の地球に生まれ変わってくることによって、やっと、この地球系の生まれ変わりの輪廻に入る前に、もともと自分が、最初に予定していたようなミッションを立派にやり遂げることができた、というような、非常に立派な魂達も、この地球には、大勢いる、ということなのです。
Cecye(セスィエ)
2011年4月3日 9:03 PM, アセンション・シリーズ 3