Light Symbol

国会(立法府)の議員への政治的な評価と、行政府の首相や大臣などへの政治的な評価の違いについて Part 3

 少し前の「国会(立法府)の議員への政治的な評価と、行政府の首相や大臣などへの政治的な評価の違いについて」の文章の続きを、少しだけ載せておきたいと思います。

 

 ここでは、あまり細かい事情は述べられないのですが、日本では、以前に政権交代した際にも、ほぼ同じような問題が持ち上がったことがあるので、おそらく野党の議員の立場と違って、与党の議員として、国会だけでなく、様々な省庁での行政の仕事にたくさん関わるようになると、選挙地盤から離れる時間が長くなるので、たくさんの地元の人々に接して、いろいろな意見を聞いたり、その時々の政治活動の説明をしたり、次の選挙のための支持をしっかり固めてゆくためのスタッフ(秘書)や事務所などにかかる政治資金が、より多くかかるようになりがちなのではないか、と思われます。

 そうした事情なので、野党の議員の立場であれば、「政治資金なんてなくてもいいんだ」「政治資金なんて、みんな減らしてしまえ」などと強く追及していれば済むのですが、それが与党の議員の立場になると、単に国会の議員としての仕事ばかりでなく、様々な省庁での行政の仕事もたくさんこなしてゆかなくてはならなくなるために、どうしても自分の手だけでは、自分の選挙地盤をしっかり固めてゆくことができなくなってしまうので、「ちゃんとした行政を行い続けるには、どうしてもある程度の政治資金が必要になるんです(すぐに金権政治などと批判されるので、お金がたくさんかかるとは、かなり言いづらいようですが・・・)」「秘書を雇ったり、事務所を運営したり、選挙の準備をするためには、政党交付金だけでは足りないので、どうしても政治資金パーティーなどで、もっとたくさんのお金を集めないといけないんです」などというような立場の違いになってきてしまうのではないか、というように思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2024年8月5日 9:03 PM, 予知、予言、未来予測 / 政治 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済



«

»

おすすめ記事

過去の記事