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現在の世界の政治や経済の問題と、今後の展望について Part 18

 しかし、はっきり言ってしまうと、現在のウクライナ情勢を見てもある程度よくわかるように、当時の連合国側の国々の中にも、当時のソ連のように、途中から連合国側に鞍替えしていますが、よくよく冷静に調べ直してみると、最初は、どう考えてみても当時の枢軸国とほぼ同じような形で軍事侵攻を行なって、第二次世界大戦の戦端を開いていった国々もあったわけです(参考)。

 そうすると現在の世界の状況から冷静に考え直してみた場合、いったい、どのようなことが言えるのか、というと、これは誰がどう考えてみても、はっきりしていることですが、確かに当時は、様々な事情から軍事的な侵略を行なっていた日本やドイツやイタリアなどの枢軸国側の国々であったとしても、戦後、約80年近くに渡り、その間、ずっと自由で民主的な政治運営を行なってきただけでなく、かつての侵略した国々に対しても、様々な謝罪や援助を行ってきたり、さらには世界中のたくさんの国々に対しても、たくさんの援助を行うと共に、他国に軍事的な脅威を与えないように非常に慎重な軍隊の運営を心がけたり、国連などにおいても国際間の平和と繁栄を非常に重視するような外交を行い続けてきた国々に関しては、そうした戦後、約80年近くに渡る、これまでの国家の営みから、国際的な位置づけを、かつての侵略国や敗戦国といった位置づけではなく、今日の世界の平和と繁栄に積極的に貢献している国際社会の代表的かつ模範的な国々として、しっかり評価し直すことが、とても大事になるのではないか、と思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2022年12月7日 9:04 PM, 政治 / 歴史 / 社会、文化 / 経済 / 軍事



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