これは民間の普通の会社で喩えると、そうした省庁の大臣や長官になるということは、数百人、数千人の職員がいる法律事務所やメガバンクや、有名大学や警備会社などのような、かなり専門的な事業を行なっている中小企業や大企業などの社長や役員や事業部長のような高い地位の役職に就いて、そして、そうした業務を一切止めることなく、バリバリと実績を上げ続けてゆかなくてはならないような立場になるということなので、はっきり言ってしまうと、元々、そうした高い地位の役職にふさわしいだけの学識や技能や職業経験や、人格や能力的な高さを持っていないと、そうした役職の仕事を十分にこなしてゆくのは、かなり難しいところがあるわけです。
それゆえ、たいてい政権を担当している大統領や首相や、与党の人々は、与党の議員になった人々が、そうした省庁の大臣や長官などの高い地位の役職に就く前の段階から、もっと低い地位の様々な役職の仕事を担当させるようにして、様々な知識や技能やノウハウを学んだり、様々な経験を積んで、成果を上げてゆく中で(時には、様々な失敗の経験の中で学ぶこともあるかもしれませんが・・)、そうした専門的な省庁の業務に、だんだん詳しく精通させてゆくような政治システムにしていることが多いようです。
ただし、一部の特に専門性が高い省庁の役職については、そうした省庁の職員の中から、そうした役職に最もふさわしい優秀な人物を選んで抜擢したり、また、何らかの理由で大きな改革や活躍が期待されるような省庁の役職についても、民間出身の非常に優秀な人物を抜擢することがあるようです。
Cecye(セスィエ)