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アメリカ合衆国の繁栄とキリスト教の関係について Part 4

アメリカ人の国民性と、政治のあり方について

 そうするとアメリカの人々は、いったい、どのように考えるようになるのか、というと、一方では、元々独立心が旺盛で、わりと競争が大好きなところがあるので、はっきり言って、安くて良い製品やサービスがあれば、アメリカの企業が作ったものでなくても、喜んで、たくさん買うのですが、ところが一方では、そうしたアメリカ社会のルールに基づいて、自分達の事業や、自分達が勤めている会社の経営が悪くなっていったり、また十分な失業対策があるから大丈夫とばかりに簡単にレイオフされて、失業者になってしまうようになると、そうした人々は「アメリカ人魂」とも言うべき強いプライドや、自分達のしっかりした生活基盤を失って、現実には、どうしたらよいか、すっかりわからなくなってしまうようなところもあったわけです。

 そうすると、こうした状況では、いったい、どのような政治的なあり方になってゆくのか、というと、細かな論点は除いて、かなり大雑把に言い切ってしまうと、要するに、できるだけ政府の権限や活動を小さくして、それぞれの個人や企業の独立や自由な活動を、なるべく大きくしてゆこうとするような政策と、その反対に、できるだけ政府の権限や活動を大きくして、それぞれの個人や企業の独立や自由な活動は、多少制限されるようになるかもしれないけれども、国民全体の生活の質を、少しでも良くしてゆこうとするような政策が、多くの人々の間で非常に微妙なバランスをとりながら、入れ替わるように行われてきたようなところがあったわけです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2021年1月30日 9:04 PM, キリスト教 / ユダヤ教 / 宗教、道徳 / 政治 / 歴史 / 社会、文化 / 経済



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