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アメリカ合衆国の繁栄とキリスト教の関係について Part 3

アメリカ各地の繁栄と衰退の歴史について

 たいてい、どこの国でも人口が密集した都市部と、わりと人口がまばらな農村部との格差や対立の問題が起きがちだったのですが、特にアメリカ合衆国の場合は、これが多少複雑で、世界の平均的な国々にかなり準じるようなレベルの、そこそこきっちりした自治を行っているような50の州の中に、そうした都市部と農村部があるだけでなく、これは時代によって異なりますが、例えば、南北戦争の時代であれば、商工業の発達した北部と、農業が中心の南部などというように、それぞれの時代ごとに商工業やハイテク産業などが発達した経済的に豊かな地域と、そうでない地域というのが、だいたい数十年置きに、あちこちで入れ替わるように移り変わってきたようなところがあったようです。

 ですので簡単にまとめてしまうと、結構独立心が強くて、競争意欲があるたくさんの国民の間で、昨日はあの人々が豊かになり、この人々が貧しくなったかと思えば、今日はあの人々が豊かになり、この人々が貧しくなったなどというような国の営みを、ここ数百年の間、ずっと続けてきたようなところがあったわけです。

 そして、20世紀に入って、しばらく経つと、こうしたかなり厳しい広大な国内市場で鍛え抜かれたアメリカの製品やサービスは、次には世界を席巻するような歴史の流れになっていったのですが、さらに20世紀の後半になると、そこに日本やドイツや、次には東アジアや中国のような国々が、そうした非常に厳しいアメリカ市場に積極的にチャレンジしては、時にはアメリカ企業以上に大きな成果をあげるような出来事が、だんだん、次から次へと起きるようになっていったわけです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2021年1月30日 9:03 PM, キリスト教 / ユダヤ教 / 宗教、道徳 / 政治 / 社会、文化 / 経済



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