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知ることと人間性の関係について Part 34

 まず一つめは、かつて、ギリシア哲学のソクラテスも「無知の知を知れ」と述べたように、こうした形で自分自身の心の中に強い優越感や慢心や、あるいは他の情報や、他の人々を排除し、否定するような気持ちが出てきた際には、いったん自分自身の心から、学者や政治家や経営者や専門家といった偉い肩書きは外して、今一度、一人の人間としての素直な謙虚な感覚を取り戻すことが、とても大切になります。

 二つめは、もし自分に対して、特に大きな害意を持つわけではなく、何か大事なメッセージを伝えたいと言っているような人がいる場合には、それを実際に受け入れるかどうかはともかくとして、とりあえず一度、二度ぐらいは、そうした人のメッセージを、あまり強く否定するような態度は持たずに聞いてみたり、また、そうした内容について、ある程度、詳しく調べてみることは、とても大切になります。

 こうした謙虚な態度を持つことで、大きな失敗から逃れた人は、この世には数限りなくいるのですが、残念ながら、そうした態度を持てずに大きく判断を誤り、後から考えてみると、なかなか取り返しのつかないような大きな失敗をしてしまったような人も、かなりたくさんいるようなので、こうしたことに関しては、かなり注意する必要があるのではないか、と思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2020年10月28日 9:04 PM, 宗教、道徳 / 成功論、繁栄論 / 政治 / 教育 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 科学、テクノロジー



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