5、21世紀初頭の現在の地球は、宗教的にも政治的にも社会的にも、もうすでにかつてキリスト教で予言されていた「神の国」に非常に近い世界になってゆきつつある
それから第五には、これはよくよく考え直してみないと、少しわかりづらいような内容になるかもしれないのですが、実は、ヨハネの黙示録に書かれている「神の国」、「天の国」のような理想世界というのは、現在の時点では、わざわざ、この物質世界でのキリストの再臨を待たなくても、もうすでにかなり現実のものになってきているのではないか、ということです。
つまり、ヨハネの黙示録には、様々な予言が述べられているのですが、ところが、よくよく冷静に考え直してみると、たいていの予言は、もうすでにかなり大昔の時点で何らかの形で起きてしまったことが、ほとんどなのではないか、ということなのです。
例えば、古代のキリスト教徒の人々の最大の関心事、つまり、当時のキリスト教徒への迫害が、いったい、いつまで続くのか、というような内容に関しては、21世紀初頭の現在の世界では、キリスト教徒が大多数を占める有力な国々が世界中にたくさんあるばかりでなく、それ以外の国々であっても、たいていの国々では、何らかの形で信教の自由が保障されていることが多いので、もうよほどの大変な状況にでもならない限りは、キリスト教徒の人々が、宗教的な迫害を受けるような状況なんて、ほぼありえないような世界に大きく変わってきてしまったようなところがあります。
※逆にここ数百年は、キリスト教の国々が、世界中の他の宗教の国々を侵略しては、植民地にするような歴史が続いていたので、どちらかというと被害者の立場ではなく、加害者の立場になっていることが多かったのではないか、と思われます。
Cecye(セスィエ)
2018年11月27日 9:03 PM, キリスト教 / スピリチュアリズム、霊界 / ユダヤ教 / 予知、予言、未来予測 / 宗教、道徳 / 歴史 / 社会、文化