それから三つめは、これは少し違った話になるのですが、現在、この物質世界が、だんだん、なかば霊的な世界に変わってゆきつつあるために、たとえ潜在意識的な内容であっても、多くの人々が強く思い込んでいるようなことや、強く望んでいるようなことがある場合には、そうした物事が、まるで一つの強い思念の塊のようになって、逆に多くの人々の意識や行動を支配しようとしてきやすくなってきているようなところがあります。
それゆえ、これは、そうしたこととも少し関係しているのですが、例えば、たいていの人は、「社長」や「先生」、「学生」や「主婦」といった言葉があっても、それぞれの◯◯さんとか、△△君といった具体的な人物を思い浮かべて、話をしていることが多いと思うのですが、ところが、こうした、なかば霊界がかった世界になってくると、例えば、「社長」なら「社長」といった多くの人々の強い固定概念や 潜在意識的な強い思い込みが、まるで一つの命を持っているかのように動き回って、いつの間にか多くの人々の気持ちや言動を動かしていってしまうことがあるかもしれないのです。
これは、要するに良い意味でも、悪い意味でも、一種の「言霊」のような霊的な力が、あちこちで非常に強く及びやすくなってくるということなのですが、こうした状況なので、特に現在の辺りの時期は、よくよく考えてみると大した理由もないのに、なぜか誰かに対して、非常に感情が高まってしまったり、怒りや不満の気持ちが強くなってしまったり、また場合によっては、自分自身の心の中に非常に強い迷いやイライラや疑心暗鬼の気持ちが強くなってしまうようなことが、あちこちで起きてくるかもしれないのですが、そうした際には、いつも以上に少し冷静になって、単なる思い込みや衝動ではなく、具体的な事実や、それぞれの人の実際の言動を、まずはしっかりとよく確かめてみてから、一つ一つの判断を下してゆくことが、とても大事なのではないか、と思われます。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2018年4月7日 9:03 PM, 現在のアセンションの状況
