さて、この辺りで話を戻して、巨人族の話になるのですが、大まかに言うと、次のような六つのことが言えます。
1、古今東西、時々、かなり大柄の人間がいたのは、ほぼ間違いない
まず一つめは、これは、現代でも時々あるような話になると思うのですが、要するに親からの遺伝や、あるいは、一種の突然変異のような形で、普通の人間のサイズと比べると、一回りも二回りも大きい人間が、これは洋の東西と言わず、また、いつの時代と言わず、世界中に時々いたのは、ほぼ間違いないということです。
ただし、こうした巨人というよりも、いわゆる、大男、大女のような人というのは、たいてい身長的には、だいたい、2メートル弱から3メートルぐらいの背丈の人が多かったように思われます。
当然のことですが、こうした形で、普通の人よりも多少、体が大きいとしても、別に際立って、頭が良いとか、悪いとか、人間的な感覚や感情が鋭いとか、鈍いとか、また何らかの能力面で、ものすごく優れているとか、劣っているなどというようなことは、普通、それほど多くはないはずなので(たいてい、力が強いことは多いでしょうが・・・)、要は、親からの遺伝や、あるいは、一種の突然変異のような形で、普通の人よりも、かなり体が大きい人が時々いたのは、ほぼ間違いないということです。
Cecye(セスィエ)