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知ることと人間の欲求の関係について Part 18

 再び、「知ることと人間の欲求の関係について」の話の続きになります。

 

③すべての魂は、少しでも、より良い存在になってゆきたいというような進歩の欲求を持っている

 三つめは、これは霊的、この世的によく知られた魂の欲求になりますが、人間であっても、また他の生き物であっても、単に新しい物事を知るだけでなく、少しでも、より良い存在になってゆきたいというような、いわゆる、進歩の欲求を持っているようなところがあります。

 進歩の欲求というのは、例えば、人間の子供であれば、自分は片言言葉しかしゃべれないのに、周りの大人や子供が、みんな普通に何か上手に会話しているとすると、どうにかして早く、自分も周りの人々と同じように上手にしゃべれるようになりたいと思うようになるとか、また、そうした形で周りの人々から見て、それほど劣っているわけではないとしても、何らかのことを学んだり、非常に優れた人を見つけた際には、少しでも多く学んで、より優れた人間になりたいと思うようになるとか、それから仕事であれば、自分がミスして大変な状況になったり、他の人々に迷惑をかけたりしないように、少しでも質の高い、また他の人々からの評価の高い仕事ができるようになりたいと思うようになるなどというように、要するに周りの人々と比べて、自分が何か劣っているように感じた際には、少しでも周りの人々と同じような能力が持てるようになりたいと思ったり、また自分よりも際立って優秀な人を見つけた際には、少しでも自分自身の能力を高めて、より優れた人間になってゆきたいと思ったりするような欲求が、進歩の欲求になるのではないか、ということなのです。

 こうした進歩の欲求は、人間であれ、またその他の生物であれ、たとえ、その程度や内容に違いがあったとしても、すべての魂の中にある魂の欲求と呼べるような内容になるのではないか、ということです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2017年3月9日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 知恵、正しさ



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