それから三つめは、これは、まだ現在の人類にはよくわかっていないようなところが多いのですが、実は、生物というのは、単に地上の世界の事情だけで生きているのではなくて、そうした生物という存在の裏には、たいてい霊界というか、異次元世界において、そうした地上の世界のそれぞれの生物という存在をあらしめている霊的なパワーを担っているような、言ってみれば、ある種の霊的な雛形(ひながた)的存在がいることが多いのです。
そうすると、そうした霊的な雛形的存在が、ある種類の生物をある程度の数まで増やしたいと強く望んだ場合には、そうした存在の意思が地上の世界に投影されて、その種類の生物がどんどん増えてゆくようなことが起きたり、また逆にそうした霊的な雛形的存在が、ある種類の生物をある一定の数まで減らしたいとか、あるいは、そうした生物の生存自体をあまり強く望まなくなった場合には、そうした存在の意思が地上の世界に投影されて、その種類の生物が、様々な原因でどんどん減ってゆくようなことが起きることがあるのです。
つまり地上の世界の生き物の数というか、個体数というのは、単に地上の世界の事情だけで決められるのではなく、そうした霊界や異次元世界にいるそれぞれの生き物の雛形的存在の意思によって、かなり大きく左右されることがあるのです。
ただ、現在の地上の世界では、こうした霊的な雛形的存在の影響というのは、良い意味でも悪い意味でも、あまりうまく働いていないようなところがあるので、例えば、ある種類の生物が増えすぎると、その生物が属する自然の生態系全体が、かなり大きなマイナスのダメージを被るにも関わらず、なぜかその生物がものすごく増えてしまうようなことや、また逆にその生物が大きく減ったり、いなくなってしまうと、もうその生物が属する自然の生態系全体が維持できないというくらい非常に重要な生物であるにも関わらず、何らかの事情で大きく減ってしまうようなことが、現在においても結構頻繁にあちこちで起き続けているようなので、そうした意味では、この地上の世界は、まだまだ本当の意味での理想郷的な生態系には、ほど遠いということが言えるようです。
Cecye(セスィエ)
2016年2月5日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 自然、生命