4、上から目線で次々と命令ばかりしてくる霊存在には、くれぐれも気をつけた方がよい
四つめは、これはあまり考えたことのある人は少ないかもしれないのですが、たとえ何らかの霊のような存在であったとして、無前提に自分よりも遥かに偉い大神仏のように持ち上げるのは多少危険なことがあるということです。
つまり、たとえ相手が何らかの霊であったとしても、普通何らかの形で地上の世界に生きている人間にコンタクトしてくる際には、人間の世界には人間の世界の礼節があるように、一方的に自分を偉し高しとして高飛車に話しかけてくるような存在には、少し距離を置いた方が賢明なのではないかということなのです。
もう少し具体的に言うとこんな感じなのですが、もし自分の目の前に現れた霊的な存在が大した理由もないのに、ぎゅっと念力のような力で自分を押さえつけてきたり、何らかの形で自分の体に苦痛を与えてきたり、何らかの命令のようなものを押し付けようとしてきた場合には、それは、そうした霊存在は人間の世界の礼節のようなものが完全に欠如しているという点で、できれば何らかの形でしっかり距離を取ることが賢明なのではないかということです。
※歴史上の話だと、イスラム教の開祖ムハンマドに大天使ガブリエルが最初に啓示を与えようとした際には、突然、ギュッと体を押さえつけるようにして(金縛りのような状態にして)、「大事な話があるから、とにかく落ち着いて話を聞いてくれ」というような感じで最初の啓示を与えたというような逸話が残っているのですが、これは当時のムハンマドが、突然のことで思わず恐怖を感じて逃げようとしてしまったために起きた極めて稀な例なので(ムハンマドが、思わずそういう行為をしてしまったのには非常に深い理由があるのですが、それは、そのうち書きたいと思います)、こうした場合であっても、基本的にその後の啓示では、非常に穏やかな形で一つ一つ丁寧に啓示を与えていったように思われます。
Cecye(セスィエ)
2015年12月7日 9:03 PM, イスラム教 / スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳