再び、「霊と肉体の意識活動について」の話の続きです。
それから五つめは、これは少し不思議な話になるのですが、それでは頭の脳の部分も含めて肉体の各部分では、いったいどのような意識活動が行われているのかということについて、ここでは少しだけ触れてみたいと思います。
まず一つめは、言わずと知れた頭の脳を中心とした意識活動について述べてみたいのですが、ここはやはり人間の知性的な意識活動の中心になっていて、この脳の部分で体全体の神経活動を取りまとめて、「今こういうことが起きている」とか、「何かをしたい」とか、「こういうことがわかった」などというような形で様々な意識活動の総まとめのようなことをしています。
二つめは、これは胸の中心の辺り、つまり心臓や肺のある辺りになるのですが、ここでは「何かが好き」とか、「誰かを助けたい」とか、「神様や他の人や生き物から愛されている」とか、「他の人を救いたい」などというような、主として人間の愛情に関わるような意識活動が行われています。
ですから、たいていの人は、確かに頭の脳の辺りを中心に意識活動を行っているような感覚を持っていることが多いのですが(目や耳や鼻や口といった主な感覚器官が集中しているので、そうした感覚になりやすいということもあります)、それと同時に「心」というと、どうしても胸の辺りをイメージしてしまったり、誰かを好きになったり、とても心配になったりすると、いつの間にか無意識のうちに胸の辺りを押さえてしまうような本能的な動作をしてしまうことが多いようです。
ですから、こうした愛情関係に問題が多い人は、昔から胸の辺りに関係する病にかかりやすいという傾向があるようです。
Cecye(セスィエ)
2015年11月9日 9:33 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 自然、生命