それから三つめは、これは前に述べた「幸福主義」的な生き方とも非常に似ているのですが、一日の中で、ほんの20〜30分でもいいので(1週間に数時間とか、1ヶ月に1日というような感じでもよいのですが・・・)、誰のためでもない、自分のためだけの時間を作って、その時々に自分がやってみたいことを、とにかく何でもよいから閃いた順にやってみることです(程度や加減はありますが・・・)。
それというのは、例えば、同じ学習やスポーツや作業であっても、何らかの形で、ほんの少し違った自分なりのアイデアや工夫や変化を加えるだけで、物事というのは思いの他、突然、非常に楽しく感じられるようになったり、あるいは、非常に強い開放感や幸福感を感じられるようになることもあるものなので(どうしても、ここだけは、基本に忠実にしておかないといけないというものもありますが・・・)、時には、そうした形で、たとえ普段と同じような、似たような学習や仕事や家事であったとしても、ほんの少し自分なりにアイデアや工夫や変化を加えてみることは、時には、非常に大切かもしれないということです。
それから再び話を戻して、五つめは、これも、それほど意識されないことが多いのですが、単純に言って、世の中には、体を動かしている時にとても悦びを感じるような人と、誰か人と会って、話をしたり、何かサービスをしたりする時にとても悦びを感じるような人と、それから、わりと一人で細かな作業をテキパキやっている時に、とても充実感を感じるような人と、それから人前に出て、いろいろと指示を出したり、あるいは、人前でいろいろなパフォーマンスをやる時に、とても悦びを感じるような人の四種類の人がいるようなので、こうした種類の中で、自分が最も充実感を感じ、また最も幸せに感じられるような分野の仕事を選ぶことができれば、後々、それほど大きな後悔はしなくてもよいような、わりと適切な仕事選びが出来るのではないか、ということです。
Cecye(セスィエ)