五つめの例は、これも少し変わった話なのですが、実は、霊界というのはかなり不思議なところで、本当は存在していない存在が、いろいろな事情で、あたかも本当に存在していたかのように振る舞うこともあれば、また、その反対に本当に存在しているはずの存在が、いろいろな事情で、あたかもまるで本当は存在していないかのように認識されることもあったのです。
この辺りの事情は、アセンション・シリーズのところで、かなり詳しく触れているのですが、要するに元々、宇宙というところは、現在、みなさんが体験しているようなリアリティーの強い世界ではなかったので、そうした宇宙が形成されてゆく過程で、時間的な因果関係が、かなり複雑に絡みに絡み合った結果、本当は存在していない、つまり宇宙の生成の途中経過において、一定期間の間だけ、あたかも本当の存在のように活動していた不思議な存在達がいたり、また、その反対に本当は存在しているにも関わらず、まるで存在していないかのように思われていた、つまり、宇宙の生成の途中経過において、いくら様々な行為をしても、まるで全く存在していないかのように認識されていた存在達がいたのです。
これが「光の生命体」と「闇の生命体」というような形で説明していた、かなり不思議な宇宙の存在形式のあり方になるのですが、要するに元々、何もない所から、少しずつ創造されていった現在の宇宙における存在のあり方というのは、何もない所から何かがたくさん生まれてきたり、あるいは、その反対にその時点であるように思われていた何かが、いつの間にか消えてゆくようなことを無数に繰り返してきたようなところがあるので、そうした物の見方からすると、この物質世界にしても、また幽界を含む霊界や高次元宇宙のような所にしても、たとえ何らかの存在があるように思えたとしても、それが、いつの間にかいなくなってしまうこともあるし、また何の存在もないように思えたとしても、それがいつの間にか、たくさんの生命で満ち溢れるようなこともあるような非常に不思議なところがあったのです。
このような視点で考えるとよく分かるのですが、実は、この物質世界において「幽霊」のような存在達が、かなり不確かな存在のように感じられるのとほぼ同じように幽界や霊界や、あるいは、高次元宇宙というような所であっても、本当にいるのだか、いないのだか、よく分からないような存在達というのは、これまでの宇宙の歴史では結構、数多くいたようなところがあったのです。
Cecye(セスィエ)
2014年8月25日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 時間と空間の秘密