5、様々な人の性格の違いによるチャレンジ精神の違いについて
次には、人間の不思議な心の傾向について、考えてみたいと思います。
まず一つめは、これは、とても不思議な話になるのですが、人間というのは不思議なもので、若い時には、まだまだ自分には時間がある、とか、いろいろなことができるなどと考えて、あまり積極的に行動しないようなタイプの人は、やはり中高年になっても、年をとっても、結局、それほど新しいことには、チャレンジしないようなタイプの人が多い、ということです。
二つめは、逆に若い時から、何かチャンスがあったら、どんどんいろいろなことにトライしてゆこうと考えているようなタイプの人は、結局、中高年になっても、年をとっても、何か機会があると、同じようにいろいろなことにチャレンジしてゆくような傾向が強い、ということです。
それから、三つめは、これは、人生の試練としか全く言いようがないのですが、人間の人生では、時折、仕事上の失敗や、病気や怪我などの肉体上の問題や、家族の問題等、それまでの人生で、ずっと順風満帆だった人であっても、突然、大きな挫折に見舞われることがあるのですが、そうしたことを境に人格的に大変化してしまい、かなりネガティブな性格になってしまう、とか、一時的に一種の引きこもり的な状況になってしまう、とか、対人恐怖症やうつのような一種の精神病になってしまうことがあります。
たいてい、こうした場合には、その後、その人の行動にかなり大きな変化が生じることが多いようです。
Cecye(セスィエ)