今回は、少し変わった、いにしえの時代の話になります。
これは、現代の日本人にとっては、かなり意外な話になるかもしれないのですが、実は、今から二千数百年ぐらい前の、現代の日本の歴史では伝わっていない、かなり古い時代の日本というのは、どちらかと言うと、太陽信仰の国というよりかは、夜空に輝く、月や星々への憧憬や愛着の方が強い国であった、ということです。
それでは、その頃の日本に関しては、いったい、どのようなことが言えるのか、というと、大まかに要点を言うと、だいたい、四つぐらいあります。
まず第一には、当時の世界の中心であった中近東の辺りでは、主に太陽崇拝が行われていたことが多かったことから、そのバランスをとるために、当時の東洋の隅っこの日本の辺りの地域では、夜空に輝く、月や星々と霊的に縁の強い神々、というか、光の存在達を祭るようなタイプの、愛と調和がメインの宗教思想のようなものがあった、ということです。
その頃の日本の霊的な位置づけを、現代の感覚で説明すると、世界的に見ると、東洋の端っこの、かなり、へんぴな地域ではあるけれども、歴史的には、それなりの由緒や伝統は、そこそこあって、そして、将来的には、かなり期待されている、というような感じの位置づけだったのではないか、と思われるのですが、要するに、当時の日本の辺りでは、明るく、元気の良いイメージの「太陽神」を祭るようなタイプの宗教ではなく、どちらかと言うと、愛や調和や優美さの面を強く打ち出すような、かなり神秘的な儀式を執り行うようなタイプの宗教思想のようなものがあった、ということです。
※現代と違って、月のイメージは、もっと明るくて、大らかな、優しいイメージで、愛や調和や優美さや、セクシャルなことに通じるような感じだった、と思われます。
※星々に関しては、当時の日本では、まだ、多くの人々の間に、「自分達は、外宇宙から、空飛ぶ乗り物に乗って、やってきた」、というような記憶が、しっかり残っていたので、だいたい、20〜30ぐらいの星々の、霊的な存在とつながるような宗教思想があったようなのですが、代表的なものとしては、金星、オリオン座や、こと座方面の星々、シリウス、プレアデス、アルクトゥールス系などがあります(これが、後々の日本が、たくさんの神々が集う、多神教の宗教形態になった、根っこの理由になっていると思われます)。
※ただし、こうした星々や星座に関しては、地球と同じような物質世界の星々や星座ではなく、そうした星々や星座から、霊的につながっている、より高次元、もしくは、異次元の世界の文明系であることも多いので、単純に、物質世界の星々や星座の文明と考えると、間違っていることもあるようです(霊的なことが分かる人は、そうした星々に、自分の意識を合わせると、ある程度、分かると思います)。
Cecye(セスィエ)
2012年11月15日 9:01 PM, おすすめ記事 / スピリチュアリズム、霊界 / 宇宙文明、古代文明