Light Symbol

21世紀の今日、全世界規模での紛争の防止と恒久平和の実現のために人類は、何をするべきなのか Part 1

21世紀の今日、全世界規模での紛争の防止と恒久平和の実現のために人類は、何をするべきなのか

 これは少しややこしい話になるのですが、第二次世界大戦後、大国同士の大戦争はなかったのですが、その代わり、あちこちの地域で小さな戦争や軍事衝突のようなものが、常にひっきりなしに起き続けてきたのですが、大まかにその原因と解決のプロセスについて述べると、次のようなことが言えるのではないかと思われます。

 

1、国際紛争の防止には、それぞれの国の政治家や国際社会が、よほどの特殊な事態を除いて、たとえ一部の人々の意見や利害が対立したとしても、法的、話し合い的な解決には喜んで協力するが、断じて武力行使による解決は許さないというような、常にかなり毅然とした態度を示し続ける必要がある

 まず第一には、これは非常に単純な話になるのですが、よく戦争が起きる原因として、「何かを取った」、「取られた」とか、「何かをくれた」、「くれない」というような取り合い、奪い合いが原因で発生しているケースが非常に多いのですが、この場合には、多くの人々の思い込みとはかなり違って、実際には、周りの人々にはなかなか分かりづらいのですが、その当事者同士は、意外と冷静に「本当はこれは、こうあるべきだったんだ」とか、「これはあの人達が、いろいろ横からごちゃごちゃ介入してきたり、武器を持ち込んできたことが原因だったんだ」などというように、本当の原因や解決法を理解していることが多かったりするものなのです。

 ところが、そうした紛争の現場の事情は一切無視して、「次は、誰それが指導者になった」とか、「誰それが、こんな発言をした」とか、「どこそこの組織が、こんな破壊活動をした」というようなニュース報道ばかりを多くの人々が鵜呑みにしたり、あるいは、そうした情報に基づいて多くの国々が、その紛争を放置して傍観するような態度を鮮明にしていると、そうした紛争というのはどんどん拡大して、次第に何が何だかよく分からないような状況になっていったり、あるいは、どこで、どうやって収拾をつけたらよいのか、全くよく分からなくなってしまうような状況になってゆきがちだったのではないかということなのです。

 ですから、こうした紛争の場合には、できれば、そうした紛争が起き始めたできるだけ早い段階で、それぞれの国の政治家がかなり断固とした態度をとって、そうした紛争やもめ事に介入して、法的、あるいは話し合い的な解決にはできるだけ真摯に協力したいと思うが、ただ武力の行使や、それによる関係ない第三者への破壊行為や攻撃活動は断じて許さないというようなかなり明確な政治行動をとるか、また、もしそうした紛争が、その国の軍事能力だけでは何とも押さえがたいというような状況である場合には、できるだけ早く国連等、その国に侵略の意思のない外国の軍事的な協力を得て、武力紛争の拡大には、早めに終止符を打つための努力をする必要があるのではないかと思われます。

※当然のことですが、これは非人道的な行為や人権を踏みにじるような行為を放っておけというような意味ではありません。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2012年9月13日 9:11 PM, おすすめ記事 / 政治 / 軍事



«

»

おすすめ記事

過去の記事