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政府の仕事への評価は、ビルやオフィスの立派さや、政治家や役人の地位の高さではなく、行政効率の良さや行政サービスを受ける人々の満足度の点から、市民目線で決めた方が、賢明なところがある

 長いようなので、二つに分けました。

 

特に政府の仕事への評価は、ビルやオフィスの立派さや、政治家や役人の地位の高さではなく、行政効率の良さや、そうした行政サービスを受ける人々の満足度の点から、市民目線で決めた方が、賢明なところがある

 これは、政府でも、大企業でも同じなのですが、たいてい、大金が集まるようになると、それに見合った形の、きれいな大きなビルのような建物が立つようになるものなのですが(特に、これ自体には、何の問題もないのですが・・・)、ところが、特に政府の仕事に関しては、ビルやオフィスが立派だから、立派な仕事をしているなんて感覚は大間違いで、基本的に、そうした役所の仕事は、「そうした行政サービスを受ける末端の人々が、いったい、どれだけ満足感を得ているか」、とか、「そうした行政サービスが、議員の決めた法律の通りに、帳簿的に見合う形で、最も合理的に機能しているか」、ということに尽きているようなところがあるのです。

 ですから、特に学校教育の場合には、文部科学省の建物の中で、役人の人達が、いかに素晴らしい書類を作り、いかに有意義な会議を行ったとしても、実際の学校の教育現場で、いつも、いろいろな不平不満や欲求がくすぶっているような状況では、全国の学校教育を統括するような役所の仕事としては、全く意味がないようなところがあるので、私は、こうした慢性的な超重大問題の解決のためには、先ほど述べたような形で、文部科学省の役人達を、役所の建物の中に閉じ込めておかないで、できるだけ多く、さまざまな教育現場に、直接、出向かせてゆき、実際に、子供(児童や生徒や学生)や、その父母の意見を聞きに行かせたりして、「多くの人々は、学校教育に対して、いったい、何を求めているのか」、とか、「文部科学省としては、学校教育全体を、いったい、どのような方向に導いてゆけばよいのか」、ということを、そうした文部科学省の役人達自身が、誰よりも詳しく熟知している、というような状況にしてゆく必要があるのではないか、と考えております。

 

Cecye(セスィエ)

2012年9月7日 9:14 PM, おすすめ記事 / コラム / 政治 / 教育



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