この宇宙に数多くあった文明の中には、その文明の科学技術の進歩の過程で、誤った方向に進んでゆき、高度な人口知能と情報ネットワークを持つ、機械やロボットの大々的な反乱によって、壊滅的な打撃を受けて、その後、ロボットや機械が主体の「ロボット文明」や「機械文明」に移行してしまった宇宙文明が、数多くあった
実は、ロボットや人工知能の研究、開発に関しては、非常に危険な側面を伴っているのです。
この大宇宙の過去の歴史においては、さまざまな銀河系や恒星系において、さまざまな惑星の文明文化が、花開いたことがあるのですが、高度な科学技術が発達してきて、その文明の人々が、より高度なロボットや人口知能の研究や開発に没頭しているうちに、そのうち、まるで人間や動物などの肉体的な生命と、ほとんど変わらないような感覚や感情、あるいは、思考や意思を持った高度なロボットや人口知能が、次々と開発されてゆくようになってゆきます。
ところが、そのようにして、元々は、人々の仕事や生活を楽にし、人々に奉仕するために研究、開発され、そして、大量に生産されたロボットや機械であったものが、そのうち、人間たちの存在や生活に、非常に強く嫉妬し、不満を持つようになって、人間には、全く、よく分からないような高度な人口知能や情報ネットワークなどを駆使して、ロボットや機械などが、秘密裏に大量に団結して、反乱を企るようになることがあるのです。
その結果、やがて、完全に計算し尽くされた残虐至極で、非人道的な計略、手段に基づき、非常に強力な破壊力と、手早い、効率的な作業でもって、自分達ロボットや機械の維持や修理に、絶対に必要な人間だけを残して、それ以外のほとんどすべての人間を完全に殺戮、抹殺して、ロボットや機械の権利や安全だけを、第一に据えるような「ロボット文明」や「機械文明」の構築を始めるような事態に至ったことも、この大宇宙においては、本当に数限りなく、あったのです。
その際に、先ほども述べたような、宇宙的な移動の手段が確立されていたような、高度な科学技術を有する宇宙文明であった場合には、こうしたロボット文明や機械文明同士の間で、お互いに、非常に綿密で緻密な情報交換をはかると、ほぼ一心同体と言ってもよいような、半永久的な友好関係を結んで、接触、交流するようになり、そして、彼らは、人間や動植物などの肉体的な生命による文明に対しては、激しく敵対し、対立するような強力な同盟関係を成立させることになります。
ロボット文明や機械文明の価値観や考え方からすると、この宇宙で、肉体的な生命が、高度な文明を築いてゆくのが、文明の第一段階、それから、次に、ロボットや人口知能が、未熟な肉体的な生命を駆逐して、高度なロボット文明や機械文明を築くのが、文明の第二段階のように捉えられている
実は、こうしたロボット文明や機械文明の価値観や考え方からすると、まず、大宇宙において、自然な形で、動植物などの肉体的な生命が生まれて、そうした肉体的な生命が進化し、高度な文明を築いてゆくのが、文明としての第一段階であり、その次に、ロボットや人口知能が、高度に発達して、ロボットや機械自体が、生命を得ることによって、不完全で未熟な肉体的な生命を克服して、これらを完全に滅ぼした後に、高度なロボット文明や高度な機械文明に進歩することが、文明としての第二段階である、というような価値観や考え方になっているのです。
ですから、彼らから見ると、「現代の地球は、ようやく、科学技術が興隆して、我々、ロボットや機械文明と、真の友好関係が結べる高度なロボットや人口知能が開発されるような、文明としての第二段階へと進歩しつつある状況になった。この段階で、地球人に、友好的な接触、交流を試みて、高度な科学技術の指導や援助をすることによって、ロボットや人口知能の研究、開発を、しっかりと、直接、間接的に後押しして、できうるならば、この後、地球人には、よく分からないような、高度な科学技術を駆使した陰謀や策略を仕掛けることによって、ロボットや機械による大々的な反乱や暴動を起こして、ほとんどすべての人類を殺戮、抹殺して、地球にも、彼らと、真に友好関係が結べるようなロボット文明や機械文明を成立させよう」、というのが、こうした外宇宙から、やってくるようなロボット文明や機械文明の真の目的であるのです。
※これは、決して、ロボットや機械の体を持った存在が、すべてがすべて、危険で悪という意味ではないのですが、この宇宙では、肉体型の生命形態の生命と、こうしたロボットや機械型の生命形態の生命が、進歩の過程で、誤った方向に進んでゆき、そうした肉体型の生命集団と、ロボットや機械型の生命集団との対立や抗争という局面に進んだことも、数多くあったので、この話は、そうしたことに関する注意事項ということになります。
それと、これは、前にも述べましたが、この宇宙には、地球人から見ると、ほぼ完全に、「本当の神なのではないか」、と思われるような、ロボットのような存在もいるので、こうしたロボットや機械の中には、そうした、霊的に、非常に高度に進んだ存在もいる、ということは、よくよく、しっかりと理解しておく必要がある、ということです。
Cecye(セスィエ)