4、天使の正体
第四には、今度は、少し話が変わってくるのですが、それでは、そうした天使とは、結局、何なのですか、という問題に答えてゆきたいと思います。
実は、「天使」と言っても、いろいろな種類があるようなので、一言で、「これが、天使です」、とは、なかなか言えないようなところがあるのですが、現在、多くの人々が、「天使」と呼んでいる光の存在達の本当の実態としては、大体、次のような四つのケースが、非常に多いようです。
①一般に、天使とは、「天国」や「神の国」と呼ばれる高次元世界から、地上の世界に舞い降りてきて、多くの人々を守り、導くために活動している光の存在達のことである
まず第一には、「高次元世界」、というか、宗教的には、よく「天国」、とか、「神の国」、などと呼ばれている世界から、現在の地上の世界の人々を、霊的に少しでも良い方に導こうとして、いろいろな活動している霊的な存在達がいるのですが、彼らの姿形は、人間の姿形ばかりでなく、巷の宗教で、よく見られるような動物の姿形や、竜といった伝説上の生き物達の姿形で、やってきて、活動していることも、非常に多いようです。
ただ、現在のような、羽の生えた天使のイメージというのは、彼らが、どこからともなく、空から飛んで、現れるようにやってくるところや、その自由性の象徴として、描かれたものなのではないか、と思われるので、実際には、いつもいつも羽を生やした形で、天使が現れてくるということはないようです。
基本的には、人の姿形、それも、とても霊的に澄んだ、慈愛深い、古代や中世の格好をした存在として、現れることが多いようですが、現代の地上の世界の状況に合わせて、わりとラフな性格で、ズバズバ、何でもはっきり言うばかりか、どんどん、テキパキと仕事をこなすようなスピード主義の、現代風の姿形をした天使のような存在もいるようです。
②ハイヤーセルフ(守護霊)――自分の魂の中で、最も霊的に進化した個性が、まるで守護天使のように、自分の人生を陰ながら、見守り、導いているケース
第二には、これは、巷では、「ハイヤーセルフ」とか、「守護霊」などと呼ばれている存在になるのですが、これは、自分の魂の中の霊的に進んだ部分、というよりも、たいていのケースの場合、アセンションした未来の世界で、霊的に進化した自分の魂の一部が、過去の時代における自分の魂の霊的な指導に当たっているようなケースが、非常に多いようです。
ただ、これは、また、別の機会に述べたいのですが、巷のスピリチュアルな話と違って、こうしたハイヤーセルフや守護霊とコンタクトすれば、何でも人生が、うまく行くということは、ほとんどなくて、言ってみれば、彼らの存在というのは、自分の魂の中の、最も純粋なハートの部分、もしくは、自分の魂全体の中で、最も霊的に進化した一個性というような要素が強いので、それゆえ、たいてい、彼らは、地上の世界の人々の自由な選択や体験というものを、かなり寛容に見守ってくれているのですが、時々、「これだけは、絶対にやってはいけない」、とか、「ここでは、絶対に、これをやるべきだ」、というような、自分の人生における非常に重要な決断や行動の時には、かなり強力に、自分の人生に深く関与してきて、自分の人生の方向を、大きく左右するような霊的存在である、ということが言えるでしょう。
Cecye(セスィエ)
2011年7月30日 9:07 PM, Q&A / コラム / スピリチュアリズム、霊界 / 宇宙文明、古代文明