現在、この宇宙を支配する物理的な法則としては、「万有引力の法則」のようにすべての物理的な存在は、お互いに引き合う性質があるというような法則が有名なのですが、これは私の仮説になるのですが、それだけでは、どう考えてみても現在の宇宙の星々の状況というか、宇宙の状態が全く説明できないので、それ以外に最低でも、次のような二つの法則が存在している可能性があるのではないか、と考えております。
１、現在の宇宙の星団の状況を素直に観察する限り、この宇宙には引力の他に、何らかの条件の下では、さまざまな存在がお互いに離れ合ったり、一定の距離を保とうとするような「万有押力（おうりょく）」、もしくは「万有間力（かんりょく）」のような法則があるのは、ほぼ間違いない
まず第一には、いわゆる引力の反対の「押力（おうりょく）」、もしくは「反力」のような力、つまり、すべての存在は、何らかの条件の下では、お互いに離れ合う性質がある、というような法則がある可能性が極めて高いのではないか、ということです。
それというのは、これは天文の写真を見ると、ほぼ確実に言えることなのですが、例えば、プレアデス星団とか、代表的な星団を見てみると、非常に近い場所にたくさんの星々が、まとまって密集したまま静止している状況が確認されるのですが、もし、すべての星々が、単純にお互いに引き合うだけの性質の宇宙であった場合には、当然のことながら、そんな至近距離にたくさんの星々が静止したまま、ずっと同じ場所に留まり続けるなんて絶対に不可能なはずなので、そうした星々は、みんなお互いの引力で引きつけ合って、いっしょくたに集まって、せいぜい一つとか、二つぐらいの大きな星だけしか存在しなくなるはずなのです。
ですから、そうした星団の状態を観察する限り、この宇宙には、万有引力の法則のように、すべての存在が、物理的に引きつけ合うような性質が働くと同時に、何らかの原因で、すべての存在はお互いに離れ合う、もしくは一定の距離を保とうとするような「万有押力の法則」、もしくは「万有間力の法則」のような法則が働いているのは、ほぼ確実であるということです。
２、現在の宇宙の銀河系の状態を素直に観察する限り、どう考えてみても引力や押力以外に、かなりの長期間に渡って、何者かによってデザインされた一定の美しい形状にしっかり保ち続けるような、宇宙空間における「位置関係維持の法則」、もしくは「形状維持の法則」のような法則が、絶対に存在しているはずである
第二には、これはさまざまな銀河系の形状を観察すると、ほぼ確実に言えることなのですが、どう考えてみても、そうした引力や押力（反力）のような法則だけでは説明できず、何らかの原因で、そうした銀河系の形自体をかなりの長期間に渡って、まるで何者かによって、しっかりとデザインされたかのように見えるくらい、一定の美しい形状に保とうとするような力、つまり言ってみれば、宇宙空間における「位置関係維持の法則」、もしくは「形状維持の法則」のような法則が、絶対に存在するはずであるということです。
もし、そうした宇宙空間における形状維持の法則のようなものがなく、単に万有引力の法則のみが支配する宇宙空間であった場合には、当然のことながら、現在のような銀河系の形にはならずに、まるで太陽系のような状態の銀河系、つまり真ん中に大きな星があって、その周りを幾つかの小さな星々が、ぐるぐる回っているというような状態の銀河系になるはずなのですが、ところが実際には、どの銀河系もそうした形にはならずに、真ん中の当たりに非常に大きな光り輝く中心部があって、その周りを、どこが中心だか全然分からないような結構、大雑把な円盤状にものすごくたくさんの星々が、何億年も何十億年も、ぐるぐる回っているというような銀河系の状態になっているので、これは、どう考えてみても引力の法則や押力の法則以外の、そうした銀河系全体を、何者かによってデザインされた一定の形状に秩序正しく固定し続けたり、運動させ続けたりするための宇宙空間における「位置関係維持の法則」のようなものか、あるいは一種の「形状維持の法則」のようなものが、絶対に存在するはずなのではないかということなのです。
※ただ、こういう物理的な法則があることになると、単純に考えて、原理的には、空飛ぶ円盤みたいな重力に逆らって、浮かび上がるような乗り物を作ることが可能になってしまうので、それで、いろいろなところに口封じのようなことをして、そうした法則はないというような話になっているのかな、と私個人としては考えております。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
