私は、未来の予言に関しては、あまり確定的な未来の断言というのは、多くの人々の自由性の幅を狭めて、不幸の強要や、何らかの指導者への盲信を煽ることが多いので、原則、反対の立場になります。
ただ、霊的なことを述べる際には、未来の予言や予測というのは、ほぼ付き物のような内容であるので、これは、基本的に誰の話であっても、全く同じであると思われるのですが、もし、そうした霊的に見た未来の予言や予測のようなものを聞く際には、次のような三つの見方をとることを勧めます。
1、未来の予言や予測を聞く際には、その未来の予言や予測は、一体、現在のどのような個人や社会の状況を反映した未来の予言や予測なのか、ということを、よく理解して聞く必要がある
まず第一には、その予言、というか、未来の予測というのは、一体、現在のどのような社会の状況や、あるいは、それぞれの個人の状況というものを反映した未来の予言や予測なのか、ということを、よくよく冷静に理解しておく必要があるということです。
つまり、霊的に見た未来の状況というのは、その時々の現在の状況から推測される、というか、未来の方向を見ると見える、あくまでも、その時々の状況から見た未来の様子に過ぎない、ということになってくるので、当然のことですが、そうした前提条件となっている現在の状況が、そうした予言や予測の結果、大きく変化してしまった場合には、全く違った未来の状況になってゆくということなのです。
それゆえ、そうした未来の予言や予測を聞く場合には、常にその予言や予測は、現在における一体、どのような社会の状況や、あるいは、個人の状況を前提とした未来の予言や予測であるのか、ということを、よくよく冷静に理解する必要があるということになります。
Cecye(セスィエ)