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Q&A なぜスピリチュアルなことだけでは、アセンションできないのか?

 現在でもスピリチュアルなことに精通するだけでアセンションできるというような話は結構多いのですが、今回は、これに関する私の考えを述べます。

 

アセンション後の世界では、多くの人々が霊的な事柄(ことがら)と現実的な事柄を、だいたい同じくらいのウェイトで考えられるような世界に変化してゆく

 現在の社会を見てみると、一般に霊的なことが好きな人は、現実の社会のことには疎く、またその反対に現実の社会のことに詳しい人は、霊的なことに疎いというような多くの人々の精神的な傾向があるようなのですが、これもアセンション以前の社会の際立った特徴、つまり人間の精神における一種の分離状態であるということなのです。

 それゆえ、アセンション以降の世界では、こうした霊的なことと、この世的なことをあまりにもはっきりと分離してゆくような人間の精神的傾向というのはだんだんなくなってゆき、そして、多くの人々が霊的なことにも、また現実の社会のことにも、ほぼ同じくらいのウェイトでもって、ある程度客観的に理解できるような世界に変わってゆくということなのです。

 

人類の歴史を見ると、多くの人々が宗教的に善良となり、スピリチュアルな知識を数多く知るようになったとしても、現実の社会は、ユートピアとは全くほど遠い、光の仮面を被った暗黒社会になってしまったケースの方が遥かに多い

 ところで、このブログでは、なぜ単に霊的なことばかりでなく、この世的なことにもかなりの時間をさいて、結構詳しく述べようとしているのかというと、霊的宇宙的に見た私の体験から察する限り、霊的なことに通じているだけでも、また物質的なことに通じているだけでも、どのどちらであっても、たいていのケースの場合、その文明というか、社会の運営というのは、長いスパンだと結局うまく行かずに、いろいろな理由でその文明や社会が崩壊することになってしまうようなケースが非常に多かったからなのです。

 典型的な例としては、その国の宗教を盛んにして、いっけん善良な人々ばかりの社会にしさえすれば、それだけでその国はユートピアになるというような考え方が、現在の地球には、まだまだ結構根深くあるのですが、残念ながら人類の歴史を見る限り、物事というのはそうは簡単に行かなくて、たいてい、そうした社会では、善良な多くの人々の上に欲深く腹黒い権力志向の人間がしっかり君臨するような事態になってしまったり、あるいは、そうした非常に素直で従順な人々をいろいろな理由を付けては、なかば強制的な兵役や強制労働のようなことに従事させて、大々的な軍事的侵略や大建設事業のようなことばかりを行わせて、大国家や大帝国の建設を夢見るような皇帝や独裁者のような人物が、次から次へと出てくることが非常に多かったことからもよく分かるように、はっきり言って、巷の単純な宗教やスピリチュアルな常識とはかなり違って、私達の現実の社会では、多くの人々が宗教やスピリチュアルなことに、ちょっとやそっと精通したぐらいでは、本当のユートピアとは全くほど遠い、「信仰」や「理想」といった光の仮面を被ったとんでもない暗黒社会に落ちぶれてしまうことの方が、実際には遥かに多かったということなのです。

 ですから、私は現時点で、私が知っている霊的宇宙的な知識や経験に関しては、できるだけやさしく分かりやすい形で、霊的なことも、はたまた、みなさんがちょっと難しいと感じるような政治的あるいは経済的なことに関しても、基本的に同じようなウェイトで述べてゆきたいという希望を持っています。

 

Cecye(セスィエ)

2011年4月2日 9:24 PM, Q&A  / アセンション後の世界 / おすすめ記事 / スピリチュアリズム、霊界 / 政治



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