前回述べたような理由で、この宇宙の歴史においては、「ここの太陽系や銀河系を制する者は、地球を制し、そして、地球を制するものは、この宇宙すべてを制する」、というような宇宙全体における地政学的な判断から、この宇宙においては、地球を含んだ太陽系が生まれたそのほとんど当初の段階から、この地球や、あるいは、地球を含んだ太陽系や銀河系の覇権を巡る大戦争が、この地球近辺の太陽系や銀河系や、あるいは、こうした地球周辺の宇宙領域に対して、大きな影響力を持っている恒星系や銀河系において(これは高度な宇宙的な航海技術が発達しないと、なかなかよく分からないような内容なのですが)、数千の銀河系を巻き込むような大戦争から小さな小競り合いまで含めると、本当にそれこそ星の数ほどものすごい回数、何度も何度も頻繁に起こり続けるような状況になっていた、ということなのです。
その真偽を信じるかどうかはともかくとして、こうした宇宙戦争をテーマにしたSF映画やSF小説の類というのは、現在の地球においても、老若男女を問わず、実際、絶大な人気を誇っているものであるのですが、それもそのはずで、こうした宇宙戦争をテーマにしたSF映画やSF小説というのは、本当にこの宇宙において、実際に起こった実話を、そうした映画や小説のインスピレーションの源にしていることが非常に多いからであるのです。
それというのは、そうしたSF映画やSF小説というのは、単なる想像やフィクションというよりも、実際にそうした宇宙戦争に自分が参加したことがあったり、あるいは、そうした宇宙戦争の話を身近な生活の話題や歴史の話として聞いたその当の本人が(それが映画監督であったり、脚本家や小説家であったり、最近だとマンガ家やゲームクリエイターであったりするのですが)、自分の過去生の記憶や並行生の体験などを思い出して、「こんな恒星系や銀河系の状況であった」、とか、「こんな人物や生物がいて、こんな空飛ぶ乗り物や不思議な機械があった」、とか、「こんな超能力を使うヒーローがいて、こんな大活躍をした」、などというようなことを、まるで自分の目の前で見るがごとく、かなり具体的なリアルなシナリオとして、書き出したり、あるいは、イメージとして、まとめ上げていることが、実際、非常に多いからであるのです。
それゆえ、実は、そうしたSF映画を見ている観客や、SF小説を読んでいる読書の方も、本当は単に自分が面白いから観たり、読んだりしているというよりも、「何となく昔、その場所に、本当にいたことがあるような気がする」、とか、「昔、自分が大好きだったあの偉大なヒーローの話や、昔、本当に自分が生活していた惑星や恒星の話や、昔、自分が本当に命がけで参加した戦争の作戦や戦闘シーンの描写が、ほとんどそのまま表現されている」、などというような具合に、自分の表面意識では、はっきり分からないにしても、潜在意識的には、かつて自分が実際に体験した宇宙戦争での魂の記憶と、まるで重ね合わせるような形で、そうした映画を観たり、小説を読んだりしていることも、本当は非常に多い、ということなのです。
このように、この宇宙の歴史においては、地球や、この地球を含んだ太陽系や銀河系や、あるいは、そうした宇宙領域に対して、大きな影響力を持っている恒星系や銀河系においては、非常に永きに渡って、本当に血を血で洗うような宇宙規模での大戦争が、えんえんと繰り返され続けてきた、ということが言えるので、こうした観点から見る限り、まさしく地球や、この地球の所属する太陽系や銀河系というのは、この宇宙の中心中の中心の特別な聖地のような場所である、ということが言えるのですが、それと同時に地球や、この地球を含む太陽系や銀河系というのは、この宇宙の歴史において、あまりにも長い期間に渡って、多くの人々や生命達の血を流し過ぎた、というような点において、この宇宙全体のトータルで見た場合、決して霊的、あるいは、宇宙的に見て、特段に波動が精妙でエネルギーの強いような特別な聖地であるとは言えないし、また実際、現在の地球や、あるいは、地球を含む太陽系や銀河系の実態を見る限り、霊的、あるいは、宇宙的な特別な聖地というよりも、それどころか現在の宇宙全体に対して、最もマイナスの破壊的、あるいは、吸引的(つまり、とてつもなく深い欲望のエネルギーを発している)パワーを放出し続けている、この宇宙全体の暗黒的な側面の中心中の中心のような場所である、というような認定をされていることの方が遙かに多い、ということであるのです。
それゆえ、現在の段階においては、私達の住んでいるこの地球や地球の所属している太陽系や銀河系を、この宇宙全体の中心中の中心の特別な聖地と考えるような見方に関しては、確かに半分くらいは合っていると言えるかもしれないけれど、実際の状況から判断する限り、もう半分ぐらいの見方としては、とてもではないが、そんな偉そうなことを言えた状態ではないだろう、というような見方をされることの方が、現在の状況では遙かに多いということが言えるのではないか、というように私は率直に感じております。
Cecye(セスィエ)
2011年2月4日 9:21 PM, アセンション・シリーズ 2 / おすすめ記事 / 宇宙文明、古代文明