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霊界の真相 Part 10

③霊界の地獄に関する報告が、あまりに少なすぎることから判断する限り、よほどの特殊な精神状態の人以外は、死後、地獄に行くことは、ほとんどない、というように考えられる

 第三には、これも臨死体験や霊界に関する体験談から判断する限り、ほぼ明らかな事実であると思われるような内容なのですが、とにもかくにも、そうした多くの人々の霊界に関する体験談においては、地獄に関する説明というのが、ほとんどない、というか、あまりにもなさ過ぎるのです。

 それゆえ、これは現在の時点では、かなりはっきりと明言できるような霊的な事実になるのですが、死後の世界に、もし地獄のような世界があるとするなら、それはその人自身が、生前の何らかの信仰によって、非常に強い罪の意識を持ったり、死後の裁きによる地獄の存在を信じていたか、もしくは、周りの人々の言葉に全く耳を貸さないような、かなり自閉的な気が狂ったような精神状態で、そのまま死んでしまったかのいずれかのケースでもない限りは、おそらく、この世において、どんなにひどい悪事を行った人であっても、死後、「地獄」と呼ばれる世界に行くことは、ほとんどないのではないか、というように私は率直に感じております。

※ただし、これはまた後から、もう少し詳しく述べたいと思うのですが、だからと言って、いくら人殺しや盗みのような犯罪行為をしても平気であるとか、いくら非倫理的な行為をし続けてもよいというようなことでは決してないので、これについては、よくよく、そう簡単に早とちりしないようにしてください。

 

④霊的な報告のあまりの少なさと、全世界共通の善悪の基準の不明確さから客観的に判断する限り、死後の世界における「最後の審判」に関しても、現在の時点では、かなり怪しい、というように判断されることになる

 第四には、霊的な報告が、ほとんどないというような理由ばかりでなく、これも、よく考えてみると非常に不思議なことであるのですが、もし死後の世界において、その人の生前の行いによって、「最後の審判」のようなことが行われるとするならば、それなら、その審判の基準というものが、基本的に全世界、というよりも、全宇宙共通の真理として、公表されていなくてはならないはずであるというような、ごくごく簡単な論理的推測がありえるのですが、ところが現在の世界の状況を見てみると、少なくとも地球の社会の状況を見る限りにおいては、そのような最後の審判に備えた全世界共通の善悪の基準というものは、はっきり言って、ほとんど存在していないに等しいのです。

 それゆえ、これも、はっきり言って申し訳ないのですが、私は多くの人々の霊界に関する報告を聞く限りにおいては、現在、よく宗教で教えられているような死後の世界における裁き、いわゆる「最後の審判」に相当するような内容というのは、実際問題として、かなり怪しいのではないか、というように率直に感じております。

 このように現在の時点で、多くの人々の霊界に関する報告を聞く限りにおいては、大体、以上のような四つのことが言えるのではないか、ということです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2010年12月30日 9:31 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 宗教、道徳



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