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アセンションに関する三つの未来のシナリオ Part 2

第二のシナリオー突如、一群の選ばれた人々が、高次元の光の新世界に移動する

 第二のシナリオとしては、突如、一群の選ばれた人達だけが、物質世界の束縛から離れて、これまで宗教の世界で「天国」と呼ばれていたような霊的世界にパッと移動するというようなシナリオも考えられないこともないのですが(これは宗教心の強い人達には、かなりの期待と希望をもって、結構熱烈に期待されています)、この場合、問題なのは、物質世界において、突然の事故や病気などで命を落とした人が、短期間のうちに再度、物質世界への生まれ変わりを希望することになるような生まれ変わりのケースと同じで、最初のうちこそ、そうした突然に天国のような新世界に行けるというのは、「最高!」とか、「とても楽しい!」などと感じられるのですが、しばらくすると、「やっぱり前の人生の続きが、あのままだとどうなったのか、気になって仕方がない」とか、周りの人達から「その時の君の状況では、絶対にそんなことできるわけない」などと徹底的に否定されたとしても、「いや、ここで自分が少し言うことや、やることを変えれば、絶対に未来は、もっといい方に変わったはずだ」などと四六時中、取り憑かれるように考え続けるようになってゆき、結局、そうした突然の天国の生活なんて全く落ち着かないので、「今すぐにでも前の人生の続きをやってみたい」などというように結構、個々の魂達にとっては、大変な霊的な事態を招いてしまうことになるということなのです。

 そうすると、こうした物質世界が突然終わって、理想の天国の生活が始めるというようなシナリオは、この世界全体にとてつもない不満感や不安定感を残すことになるので、結局、ボツになることが多いということになるのですが、実は、これは少し前の地球の未来の出来事としては、結構たくさん起きていた、すでに起こった並行世界上のよくある未来のシナリオの一つであったということなのです。

 それというのは、現在の地球上の宗教では、非常に多くの人々が、こうした未来の神の審判というか、未来の最終的な魂の救済ということを信じて、これまでの非常に長い時代の間、本当に熱烈に信仰し続けていたということが、そうした未来の出来事の背景にあるからなのですが、しかしながら最近の地球の人類全体の意識の流れとしては、どうもこうした神の審判であるとか、最終的救済に預かる未来への期待というのはだんだん薄れてきて、その反対に人類全体の潜在意識の中の奥深い流れとしては、「もう、こんな物質世界なんて、パッと全部壊れてなくなってしまえばいいのに」とか、「霊界でも地上の世界でもいいから、どこかでキリストやアッラーや仏陀のような存在に会えるなら、別にもうどうでもいいや」などというような具合に、結構カオス的な新世界の到来を望むような集合意識の方が、だんだん強くなっているような状況になっているということが言えます。

 それゆえ、こうした現在の状況から察する限り、多分、私の推測では、こうした突如、物質世界が消えて、一群の選ばれた人々が、まるで天国そのもののような新世界に移動するというような未来のシナリオというのは、現在の段階では、かなり確率的に低くなっているというような印象を持っております。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2010年8月17日 10:11 PM, アセンションする未来のシナリオ / 予知、予言、未来予測



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