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霊的な観点から見た共産主義思想について Part 11

 また、大きな企業の経営者であっても、それぞれの人の宗教心や道徳観の違いによって、経営の仕方や従業員への対応の仕方も、かなり違っていたように思われるので、やはりマルクスが言うように、すべての経営者が労働者を奴隷のようにこき使って、搾取しているような、とんでもない人間ばかりであったとは、なかなか言えなかったのではないか、と思われます。

 それから時代時代によって、選挙権の範囲がどの程度に制限されていたのかの問題はありますが、基本的に民主政治では、多数決の原理が導入されているようなところがあるので、多額の選挙資金が使えるとしても、ほんの一握りの大金持ちの人々の意向だけで、圧倒的大多数の労働者的な立場の人々の不満や怒りを、それほど大きく封じ込めることができたのかどうか、ということにも、かなり大きな疑問があります。

 つまりマルクスが言うような「労働者から搾取して、とんでもない不当な利益を上げる資本家に対して、労働者が団結して、労働者が支配する社会にしよう」というような主張は、確かに労働者の権利を守ったり、労働者の意見を政治に反映させたいというような社会運動としては、全く正しいものであったと思うのですが、その思想の中で、「一握りの資本家だけが、大多数の労働者を一方的に搾取して、こき使っている」「資本家を一網打尽になくしてしまえば、最高の社会になる」というような考え方に関しては、現代と言わず、そうした百年前の時代であっても、かなり過激な誤ったものだったのではないか、というように思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2026年2月20日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済



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