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霊的な観点から見た現在のアメリカ大統領選挙の動向について Part 4

キリスト教的な価値観と、トランプ氏の言動について

 現在、トランプ氏を熱烈に支持している人々の中には、かなり熱烈なキリスト教徒の人々も多いようなのですが、その理由としては、アメリカのキリスト教徒の人々が、かなり熱烈に望んでいる人工妊娠中絶や同性婚の禁止などの宗教的な要望を、現在、トランプ氏は、それなりにかなり忠実に実現しようとしているからであるようです(ただし、この件に強く賛成しているキリスト教徒の人々は、単純な善意というよりも、心の中に強い焦りや恐怖心を感じていたり、また多少、何かずるい意地悪なことをしたいというような衝動を持っているようにも感じられます)。

 しかしトランプ氏は、これまでに大統領選挙への不当な介入や、脱税や不倫、機密情報の取り扱いの違反など、かなりたくさんの法的な違反や倫理的な間違いを、ほぼ確信犯的にずっとたくさん犯し続けてきていたのは、ほとんど確実なようにも見受けられます(普通、世間の常識的には、あれだけ多いと、きっちりと立件できなかったり、世間に知られていないものは、もっと多いのではないか、と単純に推測されます)。

 ですので、はっきり言ってしまうと、この世的に見ても、キリスト教的に見ても、トランプ氏は、ほとんど罪の塊(かたまり)のような人物であるにも関わらず、そうした罪を犯すことに対して、かなりシビアな感覚を持っているはずの大勢のキリスト教徒の人々が、なぜあれほど強く、しかも、ほぼ公(おおやけ)の立場でトランプ氏を強く支持し続けようとするのか、というのは、外部から見ている普通の人々の感覚としては、なかなか、よく理解できないようなところがあるわけです(普通に考えて、トランプを支持する集団に関わっている人は、キリスト教的には全くダメでしょうし、またイエスの弟子とも信者とも全く言えないのではないか、と思われます)。

 つまり、アメリカにいる数千万もの、宗教的にはかなり正しく生きようとしているはずの人々が、なぜ、どう考えてみても、この世的にも、また宗教的にも、あまり正しく生きてこようとしてこなかった経済界やエンターテインメントの世界の成功者を、自分達の意見を代表するアメリカの大統領に祭り上げようとするのか、ということが、アメリカ以外の世界中の普通の人々や、それから、おそらくトランプ氏を全く支持していないアメリカの人々にも、ほとんど、よく理解できないのではないか、と思われるのですが、霊的に見た場合には、これは多くのアメリカ人がトランプ氏を心から信奉しているというよりも、はっきり言ってしまうと、そうしたトランプ氏を支持する人々の心の奥には、かなり強い恐怖心や畏怖心のような気持ちがあって、いつの間にか、トランプ氏の運動の一端を担うようにさせられてしまっているところもあるようです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2024年9月22日 10:08 AM, キリスト教 / 宗教、道徳 / 政治 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済



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