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現代の日本の政治問題について Part 4

2、政党や政治グループ(派閥)について

 二つめは、同じような目的や考え方を持った、ある程度の人数の政治家の人々がより集まって、単に政党をつくるだけでなく、そうした政党の中により小さな派閥や政治グループのようなものをつくることについて、考えてみたいと思います。

 現代の日本では、これまで派閥が様々な汚職の温床になってきたこともあって、かなりネガティブな印象が強いと思うのですが、私は、ある程度似通った政治的な目的や考え方を持った政治家の人々が一緒に集まって、様々な問題について話し合い、お互いによく知っていることを教え合ったり、政治的な仕事を一緒に行なっていったり、また困った時にお互いに助け合うような政治的な状況というのは、多くの人々でまとまって生活している人間の集団的な性質から考えると、いくら批判してもなくならないような、わりと自然な生物としての姿なのではないか、というように考えています。

 例えば、世界中のどの国の社会の学校や会社や、何かの集まりのようなところがあったとしても、非常に大勢の人々がいて、お互いに何らかのつながりや共通点があったり、あるいは、お互いに何らかの目標や関心が似通ったものであった場合には、まるで当たり前のように自然にお互いに親しく挨拶し合ったり、一緒にたくさん話し合ったり、一緒に飲食や行動を共にしたりしながら、お互いに自分のよく知っていることを教え合ったり、励まし合ったり、助け合ったり、さらには、もし間違ったところがあれば、お互いに注意し合ったりして、大きな失敗をしないように正してあげることが多いのではないか、というように思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2024年5月15日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 政治 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済



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