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現代の日本の政治問題について Part 3

 さらに政治家の場合、一定期間ごとに行われる選挙において、しっかり当選をし続けてゆきたいと思うものなのですが、そうすると、これは大多数の普通の人々には、なかなか理解しづらいのではないか、と思われるのですが、現在のような日本の選挙制度の場合には(どの国も似たような問題を抱えているとは思いますが・・・)、「選挙の宣伝カーや選挙ポスターに数百万、秘書を雇うのに数百万・・・」などというように、はっきり言って、ちょっとした中小企業並みの大金が当たり前のようにたくさんかかってくる上に、さらにもし、そうした選挙で落選してしまった場合には、普通の人では、なかなか対応しきれないほどのかなりの痛手を被ってしまうようなところがあるわけです。

 ところが政治家の場合、先ほども述べたように普通の金銭感覚を持っている、数多くの普通の人々に選挙で選んでもらわなくてはいけないにも関わらず、そうした形で政治家が選挙に出続けるには、かなりの大金が必要なことや、また、もし選挙で落選してしまった場合には、その政治家個人として、かなりの痛手を被らなくてはいけないくらい高いリスクのある仕事であるということを、そうした大多数の普通の人々には、そう簡単には、なかなか理解してもらえないようなところがあるのです。

 ですので現在の民主主義の国々では、大多数の普通の金銭感覚を持っている人々と、そうした大多数の普通の人々と比べると、ごくごく少人数であるにも関わらず、常にかなり高い金額のお金の決裁や管理を行なってゆかなくてはならない政治家の人々との間では、どうしてもお金の感覚についてのいろいろなズレや誤解が生じやすいようなところがあるということは、ある程度理解しておいてもよいのではないか、というように感じられます。

※ただし現在の日本のような政治情勢の場合には、国民の不信感がかなり高くなってきてしまっているようなので、政治の世界の感覚ではなく、国民目線で「なるほど、そういう話であれば、しっかり納得できる」「政治家として、きっちりした対応をとっている」と、大多数の人々にしっかり認識してもらえるような政治的な対処は、どうしても必要になるのではないか、と思われます(5月10日追記)。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2024年5月8日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 政治 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済



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