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現在のイスラエルやガザ地区の情勢について Part 10

今後のイスラエルやガザ地区の未来の予想について

 ここからは、現在のイスラエルやガザ地区の状況から予測される未来の状況について、述べてみたいと思います。

 ここでは、現在のようなイスラエルやガザ地区の状況において、もし仮にハマスの政治目的が達成されたとして、イスラエルが弱体化して、大勢のイスラエル人が殺されたり、追い出されたりして、元々、パレスチナに住んでいた人々が政権をつくれた状況を推測してみたいと思うのですが、これまでのハマスの運営方針から考えると、おそらく今後も国際的な支援は受けられるだけ受けようとするのは、ほぼ間違いないのではないか、と思われます。

 そして、これまでとほぼ同じように非常に強権的な軍事体制を敷いたまま、大多数の普通の民間人は非常に非人道的な形で、かなりの圧政の下に置き続けるような状況になるのではないか、と考えられるのですが、そうすると現在の中東の情勢を見ても、ある程度推測できるように、おそらく、そうした政治体制の下では、内部で何度も仲間割れを起こしたり、イスラム原理主義的な体制を目指したり、欧米や周りの王制の国々への対決姿勢をとったり、さらには、あちこちに他のイスラム圏の国々や欧米の国々の軍隊に駐留してもらうようになったりする中で、だんだん、かなり不安定な紛争地帯になってゆく可能性がとても高いのではないか、というように思われます。

※ガザ地区は、それほど有力な資源があるわけでもないのに人口がとても多い地区なので、おそらく現在、地中海やインド洋沿岸にある、そうした状況に近い他のイスラム教の国々とほぼ同じような地域の情勢になってゆくのではないか、と予測されます(エルサレム周辺は、地域の情勢が落ち着いているのであれば、礼拝に来る人々目当てに観光業が成り立つのでしょうが・・・)。

※現在のイスラエルは、基本的に長らくヨーロッパ圏に住んでいたユダヤ系の人々が、アラブ的な国づくりではなく、ヨーロッパ的な国づくりを目指して、ずっと大変な努力を積み重ねてきた結果、できてきた国です。ですので、おそらく元々、パレスチナに住んでいた人々であれば、現在のイスラエルような国づくりは絶対にしていなかったように思われるし、また、もし仮に今後、パレスチナの人々だけで、現在のイスラエルのような国の状況を維持してゆこうとしても、かなり難しいのではないか、と思われます。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2024年2月14日 9:03 PM, イスラム教 / ユダヤ教 / 予知、予言、未来予測 / 政治 / 歴史 / 社会、文化 / 軍事



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