ですので、何度も言いますが、私はガザにおいて、ハマスでない民間人が戦闘に巻き込まれて、死傷したり、家や仕事や生活を奪われたりすることに関しては、本当に少しでも少ないことを祈るばかりなのですが、しかしながら、こうした現在までの状況を見る限り、確かに一見、イスラエルの政府や軍のやり方はとてもひどいように感じられるかもしれないのですが、はっきり言って、それと同等か、もしくは、それ以上にガザのハマスのやり方も、とてもひどいということは、しっかり理解しておくべきなのではないか、というように感じております。
※客観的に見て、イスラエル軍は、イスラエルやイスラエル人を助け、守るために戦っているように見えますが、どう見てもハマスは、ガザの人々を助け、守るために戦っているようには見えません。
それから特にイスラム教の国々では、ガザの人々やハマスに対して、強い同情を示したり、また欧米の国々のウクライナへの対応と、ガザへの対応の違いを非難することが多いようです。
ところがよく調べてみると、そうしたイスラム教の国々であっても、政府に反対して、自由や自治を求めてくる人々には、結構容赦なく弾圧していることが多いし、さらには政府に反旗を翻して、戦おうとする反政府系の人々や集団に対しては、ごくごく当たり前のように非常に強力な武器を使って、軍事行動をしていることが多いようなので、本当はそうした意味では、たいていのイスラム教の国々もダブル・スタンダードの姿勢を持っていることが多いということは、ある程度冷静に理解しておいてよいのではないか、と思われます。
Cecye(セスィエ)