３、現在のような情報化社会のあり方であると、いつの間にか一部の人々が、かなり片寄った過激な考え方や行動をとって、大きな社会問題を巻き起こす可能性もあるので、かなりの注意と警戒が必要である
三つめは、これはとても大事な内容になるのですが、現在のような世界規模の非常に高度な情報化社会で生きていると、たいてい、それぞれの人の感覚としては、自分自身でしっかり考えて、人生上の様々な物事を決めたり、様々な商品やサービスを選んだり、さらには選挙で政治家を選んでいるような気分になっているにも関わらず、いつの間にか、そうした高度な情報化社会の中で自然自然のうちに提供されてくるたくさんの情報や、あるいは、そうした情報に基づく様々な体験によって、元々のその人自身の性格や能力や状況などから考えると、普通、まずはしないのではないか、と思われるような、少し変わった選択や判断をしてゆくようになる可能性もあるので、こうしたことについては、かなり注意が必要なのではないか、というように思われます。
それというのは、今日もこうした世界規模の非常に高度な情報化社会の中では、それぞれの人が接する情報によって、「この商品には、こんな良さや欠点があるのか・・・」「この映画はとても楽しそうだな」「あの有名人には、こんな裏があったのか・・・」などというように様々な情報や、あるいは、そうした情報に基づく体験が、どんどんインプットされ続けてゆくので、そうした情報や経験によって、「ずっと自分は、あれが最高だと思っていたのだが、この前聞いた話によると、なんだか、まずいのかもしれないな？」「これは面白そうだから、今度やってみよう！」などというように、それぞれの人の考え方や行動のあり方が、どんどん変えられていっているようなところがあるからです。
Ｃｅｃｙｅ（セスィエ）
2023年4月26日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 政治 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 科学、テクノロジー / 経済
