2、人間は、いつも身近にいる人々の言動や考え方の影響を、とても強く受けやすいようなところがある
二つめは、これは誰でも、かなり身近な話として理解できるような内容になるのではないか、と思われるのですが、例えば、子供であれば、いつも身近にいる両親や兄弟姉妹のような家族や、あるいは、いつも様々なことを教えてもらっている宗教や学校の先生などのような、いつも身近に接している人々の普段の言動や考え方のようなものを、いつの間にか自然自然のうちに、その子供自身の普段の言動や考え方のあり方として、かなり大きく影響を受けることが多いのではないか、と思われます。
具体的に言うと、例えば、その子供が、いつも身近に接している親が、いつも「節約、節約」と言って生活していれば、その子供も、いつの間にか自然自然のうちに、特に意識することもなく、「節約、節約」と言って、生活するようになることが多いでしょうし、また、いつも感謝や希望に満ちた言動が多い親であれば、その子供も、いつも感謝や希望に満ちた言動が多くなってゆくことが多いでしょうし、それから逆に、いつも愚痴や不平不満ばかり言って過ごしているような親であれば、その子供も、いつも愚痴や不平不満ばかり言って過ごすようになることが多いのではないか、というように思われます。
ただし私達の社会では、これは良いケースも悪いケースもあるとは思うのですが、そうした親の姿勢に反抗的な姿勢をとるような子供もいれば、また、そうした生活に心底嫌気がさして、全く違う生き方を志向するような子供もいるので、そうした形で、常に絶対にいつも身近にいる人々の影響を受けるわけではないようなところもあるようです。
ですが、この世の中の一般原則としては、人間というのは、いつも身近にいる親や兄弟姉妹のような家族や、あるいは、いつも様々なことを教えてもらっている宗教や学校の先生などのような、その人にとって、いつも身近にいる人々の言動や考え方の影響を、自然自然のうちに受けて、そうした人々と、わりと似通った言動や考え方をするようになりやすい、ということが言えるようです。
Cecye(セスィエ)
2022年8月31日 9:03 PM, スピリチュアリズム、霊界 / 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 教育 / 社会、文化 / 結婚、家庭