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現在の民主主義国の国民にとっての最善の政治選択について Part 8

 それでは、こうした際に民主主義の国々の国民としては、いったい、どうしてゆけばよいのか、というと、だいたい次のようなことが言えます。

 現在、世界的な規模で数多くの民主主義の国々が、ロシアによるウクライナへの侵略を非難したり、圧力をかけ続けている一方で、戦争は多少長期化してきているので、そうした民主主義の国々では、毎日、様々な物の値段が上がったり、戦争のニュースを見聞きすることに、多少嫌気がさしてきているような人々が、だんだん増えてきているのではないか、と思われます。

 また、先ほど述べたような民主制の問題があるので、おそらくロシアの政治家達や、どちらかと言うと、ロシア寄りの国々の政治家達は、「自分達の政治体制なら、いくら国民が反対しようが、いくらでも強気の政治姿勢を維持できるし、それに世界中の物価が上がり、毎日の生活に窮するようになれば、そのうち、どんなひどいことをしていようが、どの国の国民も弱音を吐いて、次々と選挙で、ロシアに反対姿勢をとっている政治家達を落選させてゆけるのではないか」とか、「どの国の国民も、こちらが強気に出て、脅したり、資源で困らせておけば、そのうち音(ね)を上げて、手のひらを返したように、みんなロシアの言い分を認めるようになるのではないか」などというように考えているのではないか、と思われます。

※はっきり言って、そうした国々の政治家達からは、現在の世界の民主主義の国々の国民は、完全に足元を見られるような状況になっています。

 

 しかし、そうした国際情勢になってゆくと、おそらく、もう少し先の未来になると、現在以上に国連のような国際的な調整機能が働かなくなり、世界中で次々と民主的な政権が弱体化して、あちこちに独裁政権や軍事的な覇権主義や、全体主義的な政権の国々が現れてゆき、これまでの世界情勢とは全く違った、世界的な戦争や大混乱が続く世界情勢になってゆく可能性があるわけです。

 それでは、こうした未来のとんでもない世界の破滅を防ぐためには、いったい、どうすればよいのか、というと、今述べたような現在の世界の情勢から、どんなに正当そうな理屈を述べていたとしても、どう見ても現在の世界の秩序と平和の枠組みを壊して、他国への侵略を行っているロシアや、そうしたロシアと協調姿勢にある国々に対して、現在、世界中の数多くの民主主義の国々は、結束して、包囲網を築き、またウクライナへの様々な支援を行っています。

 そして、こうした世界の状況において、民主主義の国々の国民として、最も正しい政治選択は何なのか、というと、たとえ短期的には、自分達の生活や精神面などにおいて、多少大変になったとしても、そう簡単に音を上げたり、屈したりせずに、選挙の際には、よほどの政治的な失態でもない限りは、そうした政治姿勢を貫いている政治家や政党にしっかり投票して、現在のようなウクライナ支援や、ロシア包囲の政治体制をしっかり維持し続けることが、とても大事になるのではないか、ということなのです。

 

 続く・・・

 

Cecye(セスィエ)

2022年6月22日 10:35 AM, 予知、予言、未来予測 / 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 軍事



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