その後、近現代に入ると、こうした状況は、少しずつですが、かなり大きく変わってきて、それ以前の社会のように多くの人々が、身分や出身や国籍や民族や性別や年齢などによって、大きく差別されるのが当たり前だった時代から、だんだん、一人一人の自由や人権が非常に大切にされるようになっていったり、また様々な形で、国家権力による国民への横暴が大きく制限されるようになっていった結果、それぞれの人の努力や能力による経済的な格差の問題は、まだまだ残っているのですが、少なくとも民主主義の国々では、法律や政治制度などの面からは、多くの人々の自由や人権は、できるだけ、しっかり守られるようになってゆきました。
その結果、そうした国の制度が、ある程度しっかり整っているような国々では、それぞれの人の物や土地が、勝手に傷つけられたり、奪われたりするようなことや、あるいは、それぞれの人が、いつの間にか自由を奪われたり、奴隷的な立場に落とされるようなことは、かなり少なくなってきたようなところがあるわけです。
Cecye(セスィエ)
2022年6月15日 9:03 PM, 人生観、世界観 / 宗教、道徳 / 政治 / 歴史 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 経済