2、古代や中世のような「正邪」の概念を、あまりにも強く打ち出しすぎてしまうと、現在の辺りの時代を起点として、数十年、数百年に及ぶような大変大きな戦争や混乱が起きてゆく可能性もあるので、非常に注意が必要である
それでは、こうした「正邪」や「善悪」の概念の対立や葛藤が激しくなってゆきそうな場合には、いったい、どのように考えてゆけばよいのか、というと、だいたい次のようなことが言えます。
古代や中世の時代には、特に宗教や伝統に深く関わるような「正邪」や「善悪」の概念に関しては、どこの国や地域でも、かなり命懸けで非常に強く信じ込んでいたり、非常に強く守り抜こうとしていたことが多かったようです。
それゆえ、こうした正邪や善悪の衝突が、そこそこ大きな規模の国々や民族や集団などの間で起きた際には、場合によっては、血を血で洗うような大変大きな戦争や殺戮が起きるだけでなく、さらには、それが数十年、数百年に渡るような非常に長い年月に渡って、はっきり言ってしまうと、後世の人々から見ると、なぜ、そんなことをしていたのか、本当に全く理解できなくなるような、非常に長いいがみ合いや対立や差別や迫害のような悲劇が起き続けてゆくことが多かったように思います。
ですので、たとえ、どんなに素晴らしい偉大な理想や信仰や思想や目標であったとしても、そうした形で古代や中世の時代のような感じで、あまりにも強く命がけで信じ込んだり、守り抜こうなどとしていると、21世紀初頭の現代のような時代であっても、どこのどんな国々や民族や集団の間で、現代の辺りの時代を起点として、今後、数十年、数百年の長きに渡って、お互いに血を血で洗うような大変大きな戦争や殺戮や混乱が起きたり、また、さらには非常に長いいがみ合いや対立や差別や迫害のような悲劇が、ずっと起き続けてゆく可能性もあるわけです。
Cecye(セスィエ)
2022年5月10日 9:03 PM, イスラム教 / インド思想、ヒンドゥー教 / キリスト教 / ユダヤ教 / 中国思想 / 予知、予言、未来予測 / 人生観、世界観 / 仏教 / 宗教、道徳 / 政治 / 教育 / 歴史 / 現在のアセンションの状況 / 知恵、正しさ / 社会、文化 / 神道 / 経済 / 軍事